ザウバー
新たにザウバーのテクニカルディレクターに就任したマーク・スミスは、今年のマシンの冷却についての問題をすでに特定しており、2016年シーズに向けて改善する必要があると感じている。

ザウバーは、マーク・スミスの加入が7月中旬だったことから、2016年F1マシンへの影響は“制限される”と主張しているが、マーク・スミスは素早くキャッチアップすることを目指している。

ザウバーは、開幕戦でポジティブなスタートを切ったが、それ以降のパフォーマンスとリザルトは厳しいものとなっている。

ザウバーは、F1で25年の経験があるマーク・スミスが、定期的にポイントを獲得できるチームに素早くシフトするために大きな役割を果たしてくれることを願っている。

必要とされる変化について、マーク・スミスは「もう少し冷却を最適化する必要がある。空力パフォーマンスと冷却のトレードオフにおいてね」とコメント。

「昨年のこの時期はスタッフにとってかなり難しかった。未知数が多かったからね。来年に向けて、今ではよりわかっているので、最適な状況により近づけるはずだ」

「重要なのは、我々が持っているクルマから最大限を確実に引き出していくことだ」

「我々は非常に力強いポジションでシーズンをスタートしたが、特定のタイプのサーキットでクルマのパフォーマンスが良かったり、悪かったりするのが明白になった」

「今、我々全員が懸命にやろうとしていることは、原因を理解し、より一貫性のある基準で最大限を引き出せるソリューションにたどり着くことだ」

だが、マーク・スミスは、ザウバーの限られた予算を考えれば、初期の段階で潜在的な問題の解決策を的中させなければならないと認める。

「我々が何をする必要があるかという考えはあるが、それはそれほど重要だとは思わない。多くのものと同じように一夜では実現できない」

「材料は全て揃っているが、我々がやらなければならないことは、まさに最初から大部分のものを得ていくことだ」

「『OK、機能しなかった。もう一度試してみよう』と言えるほど贅沢ではない」

「なので、来年のクルマの設計で正しい方法を選ぶことが、特に重要な焦点のひとつになるだろう」

「小規模チームと大規模チームの最も大きな違いは、選択肢が限られることだ。そこが最大の挑戦だ」

「我々が持っている構造とツールで、何が適切かを理解し、ベストなことをやっていくことが必要だ」

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カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム