F1パワーランキング:アントネッリが満点評価 モナコGPで存在感を示した10人

アントネッリは予選で劇的なポールポジションを獲得すると、決勝では冷静なレース運びで今季5連勝を達成。審査員から週末最高の評価を受けた。
一方でルイス・ハミルトンやピエール・ガスリー、リアム・ローソン、アービッド・リンドブラッドらも高評価を獲得。モナコGP後のパワーランキングトップ10を見ていく。

評価:アントネッリはツイスティなモンテカルロ市街地コースで徐々に自信を深めていく理想的な週末を送った。金曜日の走行ではフェラーリ勢のペースに及ばなかったが、予選では状況を完全に好転させ、最後のアタックで見事なラップをまとめてポールポジションを獲得した。決勝では終始レースを支配し、周囲で起きるさまざまなアクシデントにも冷静に対応しながら優勝を達成。息をのむようなパフォーマンスとして審査員から10点満点が与えられた。

評価:ハミルトンはフェラーリ移籍2年目に入り、さらに調子を上げ続けている。カナダGPでの2位に続き、モナコでも2位表彰台を獲得した。チームメイトのシャルル・ルクレールとともに週末序盤から好調を維持したが、予選ではハミルトンがチームをリードした。決勝ではマックス・フェルスタッペンのリタイアによって順位を上げ、ピットレーン速度違反によるペナルティを受けながらも結果に影響を受けることなく2位を守り切った。

評価:最終的に夢見たモナコでの表彰台獲得には至らなかったものの、ガスリーはアルピーヌのエースとして力強い週末を過ごした。Q3進出を果たした後、決勝ではスタート直後にランド・ノリスを攻略。そこから着実に順位を上げ、チェッカー時点では3位に入っていた。しかしレース後に累積10秒ペナルティが適用されたことで7位へ降格。それでも週末全体のパフォーマンスは高く評価された。

評価:ローソンは車両に発生した複数の問題によって決して楽な週末ではなかった。チームは予選10番手を守るために懸命な修復作業を行い、何とか決勝スタートに間に合わせた。決勝ではガスリー同様に前方のリタイアを冷静に利用しながら順位を上げ、トラブルに巻き込まれることなく走り切った。その結果、自己最高タイとなる5位を獲得した。

評価:カナダGPでDNSに終わったリンドブラッドは見事な巻き返しを見せた。FP1ではヘアピンを曲がることすら難しい状況に直面していたが、モナコ初予選では15番手を確保。決勝では2度の再スタートをうまく活用しながら順位を上げ、最終的に6位でフィニッシュした。これは今季自己最高位となった。

評価:フェルスタッペンはプラクティスの大半でペース不足に苦しんでいた。しかし予選最終セッションでは劇的な復活を見せ、アントネッリのポールラップからわずか0.04秒差まで迫る見事なタイムを記録した。残念ながら決勝ではスタート直後にトラブルが発生して最後尾まで後退。その後ピットへ戻りリタイアを余儀なくされたが、予選で見せたパフォーマンスが高く評価された。

評価:レッドブル・レーシングは週末を通してマシントラブルに苦しみ、ハジャー自身も決勝中に「何かが爆発しそうだ」と感じるほどだったという。ラッセルのプレッシャーを受けながらもマシンをコントロールし続け、さらにパワー不足やタイヤのデグラデーションにも対応。赤旗中の違反についても問題なしと判断され、チーム加入後初となる表彰台獲得を確定させた。

評価:キャデラックF1は今季、小さな成功を積み重ねることを重視しているが、モナコでは初ポイント獲得が見える場面もあった。ペレスはFP2でのブレーキ火災から立て直し、予選18番手を獲得。しかし決勝前に誤ってガブリエル・ボルトレトの空いたグリッド位置へ並んでしまい、ドライブスルーペナルティを受けた。その後も再スタート時の位置違反で10秒加算ペナルティを科され、10位相当から15位へ後退した。それでも内容は評価に値すると判断された。

評価:オコンはモナコGPで今季最高成績を記録した。オープニングラップではチームメイトのオリバー・ベアマンと接触しながらもレースを続行。その後は粘り強い走りを見せ、スタート位置から8つ順位を上げた。さらに終盤に発生したカルロス・サインツJr.とニコ・ヒュルケンベルグの接触にも助けられ、9位でフィニッシュ。ハース勢唯一の完走者となった。

評価:アルボンにとっては興味深い週末となった。予選では惜しくもQ3進出を逃し11番手からスタート。決勝ではポイント獲得が見えていたが、チームオーダーによってサインツJr.を先行させ、代替戦略を実行する役割を担った。その後ウィリアムズは再び順位を入れ替え、アルボンが前へ戻る形となった。最終的に4ポイントを獲得し、チームに貴重な結果をもたらした。
ルクレールは惜しくも圏外
トップ10入りを逃した筆頭はルクレールだった。母国レースで4番グリッドからスタートしたルクレールは上位争いを続けていたが、週末を通して悩まされていたブレーキトラブルが深刻化。終盤に最終コーナーでクラッシュを喫し、ランキング入りを逃した。
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