2021年 第6戦 F1アゼルバイジャンGP 決勝:タイヤ戦略解説

2021年6月7日
2021年 第6戦 F1アゼルバイジャンGP 決勝:タイヤ戦略解説
2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGP 決勝でのタイヤ戦略をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが解説した。

レッドブルのセルジオ・ペレスが、P Zeroレッド・ソフト~P Zeroホワイト・ハード~P Zeroレッド・ソフトの2ストップ戦略で優勝した。残り3周時点で、トップを走っていたレッドブルのマックス・フェルスタッペンに発生したアクシデントによって、レースは赤旗中断となった。赤旗に関するレギュレーションの下、ドライバーたちは最後のスティントへ向けてタイヤ交換を行うことができた。

ピレリF1、タイヤ故障は構造上の欠陥ではなくデブリが原因との見解

2021年6月7日
ピレリF1、タイヤ故障は構造上の欠陥ではなくデブリが原因との見解 / F1アゼルバイジャンGP 決勝
ピレリのF1責任者であるマリオ・イゾラは、F1アゼルバイジャンGPで発生して2件のタイヤ故障についてデブリが原因の可能性があるとの初期の見解を示した。

F1アゼルバイジャンGPでは、31周目にスタートタイヤのハードを装着していたランス・ストロール(アストンマーティン)が、ロングストレートで犠打利タイヤタイヤの故障に見舞われて、高速でバリアにクラッシュ。セーフティカーが導入された。

ガスリー、エンジン問題に耐えての3位「どうしても表彰台が欲しかった」

2021年6月7日
ピエール・ガスリー、エンジン問題に耐えての3位「どうしても表彰台が欲しかった」 / アルファタウリ・ホンダ F1アゼルバイジャンGP 決勝
アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの決勝レースで、エンジンに問題を抱えながらも見事3位表彰台を獲得した。

スタートでセルジオ・ペレスに交わされて5番手に後退したピエール・ガスリーは、11周目にピットへ入り、ハードタイヤへ履き替える。

セルジオ・ペレス、レッドブル加入後初勝利「僕にはまだ伸びしろがある」

2021年6月7日
セルジオ・ペレス、レッドブル加入後初勝利「僕にはまだ伸びしろがある」 / レッドブル・ホンダ F1アゼルバイジャンGP 決勝
レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスは、2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの決勝レースで移籍後初優勝となる通算2勝目を挙げた。

6番グリッドからスタートしたセルジオ・ペレスは、オープニングラップで2つポジションを上げて4番手となる。3周目にはシャルル・ルクレールをオーバーテイクし、チームメイトのマックス・フェルスタッペンと2-3番手でレースを進める。

セバスチャン・ベッテル 「僕とチームにとって大きな意味のある2位表彰台」

2021年6月7日
セバスチャン・ベッテル 「僕とチームにとって大きな意味のある2位表彰台」 / アストンマーティン F1アゼルバイジャンGP 決勝
アストンマーティンF1のセバスチャン・ベッテルは、2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの決勝レースで2位表彰台を獲得。この表彰台は自分とアストンマーティンにとって「大きな意味がある」と語った。

4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、11番グリッドから9つ順位を上げた。このレースでは、レースリーダーのマックス・フェルスタッペンがフィニッシュ残り5周で劇的なタイヤ故障に見舞われた。

フェルスタッペン、無念のリタイアも「ペレスの笑顔が見れてうれしい」

2021年6月7日
マックス・フェルスタッペン、無念のリタイアも「ペレスの笑顔が見れてうれしい」 / レッドブル・ホンダ F1アゼルバイジャンGP 決勝
レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの決勝をリタイアで終えた。

オープニングラップで3番手を堅持したフェルスタッペンは、2周目に前方のシャルル・ルクレールをオーバーテイク。3周目にオーバーテイクしたペレスとともにレッドブル・ホンダは2-3体制でレースを進める。

角田裕毅、F1自己最高順位の7位も「結果には少しフラストレーション」

2021年6月7日
角田裕毅、F1自己最高順位の7位も「結果には少しフラストレーション」 / アルファタウリ・ホンダ F1アゼルバイジャンGP 決勝
アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの決勝レースで7位入賞を果たすも「結果には少しフラストレーションを感じます」と語った。

7番グリッドからスタートした角田は裕毅は、スタートで1つポジションを下げるが、すぐさまフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)をオーバーテイクして順位を戻す。そして、ホンダF1パワーユニット勢の中で最初となる9周目にピットインを実施する。

2021年 F1ポイントランキング (第6戦 F1アゼルバイジャンGP 終了時点)

2021年6月7日
2021年 F1ポイントランキング (第6戦 F1アゼルバイジャンGP 終了時点)
2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPが終了。マックス・フェルスタッペンとレッドブル・ホンダF1が両方の選手権でポイントリーダーの座を守った。

大波乱となったF1アゼルバイジャンGPでは、レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスが移籍後初優勝して25ポイントを獲得。ランキング3位に浮上した。1位のマックス・フェルスタッペンと2位のルイス・ハミルトンは両者ノーポイントに終わったことで変動はなし。2戦連続ノーポイントに終わったバルテリ・ボッタス(メルセデス)は4位から6位に順位を下げた。

ホンダF1、1992年以来の連勝を果たしてポイントリーダーの座を堅持

2021年6月7日
ホンダF1、1992年以来の連勝を果たしてポイントリーダーの座を堅持 / F1アゼルバイジャンGP 決勝
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの決勝レースを振り返った。

F1アゼルバイジャンGPの決勝は、さまざまなドラマの巻き起こる波乱の展開になった。それでも、レッドブル・レーシング・ホンダのセルジオ・ペレスが今季初優勝を果たし、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが3位表彰台を獲得。
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