マルコ・ベッツェッキ MotoGPタイGP決勝で完勝 マルク・マルケスはリタイア
タイで開催された2026年MotoGP開幕戦は、アプリリアのマルコ・ベッツェッキがスタートからフィニッシュまで主導権を握る完璧なレースで制した。スプリントでの転倒を払拭する圧巻の走りで、2位に5.5秒以上の大差をつけて今季初勝利を挙げた。

一方、ファクトリー・ドゥカティのマルク・マルケスは終盤にリアのパンクに見舞われリタイア。レースは波乱を含みながらも、アプリリア勢の強さが際立つ一戦となった。

レースはポールポジションのベッツェッキがターン1でホールショットを奪い、マルク・マルケス、トラックハウスのラウル・フェルナンデスが続く展開で始まった。フェルナンデスはターン7で王者マルケスをかわして2番手に浮上。ベッツェッキはオープニングラップ終了時点で0.7秒、2周目には1秒のリードを築き、序盤から独走態勢を整えた。

その後方では、ホルヘ・マルティン、ペドロ・アコスタ、マルケスが絡む攻防が展開された。9周目から10周目にかけてのバトルでは一時マルケスが浮上する場面もあったが、最終的にアコスタが3番手を確保。前方ではベッツェッキが2秒差を築き、フェルナンデスも後続を引き離した。

終盤、マルケスは22周目にリアパンクが発生。縁石での激しい振動によりホイールが損傷し、そのままリタイアを喫した。翌周にはグレシーニのアレックス・マルケスも転倒リタイア。さらにジョアン・ミルもテクニカルトラブルで戦列を去った。

2位争いではアコスタがフェルナンデスを攻略しポジションアップ。だがトップのベッツェッキには届かず、最終的に5.5秒以上差をつけられてのフィニッシュとなった。

ベッツェッキはこれでアプリリア勢として3連勝を達成。開幕戦で圧倒的な強さを示した。2位のアコスタはランキング首位でラウンド1を終える結果となった。フェルナンデスはタイでのダブル表彰台を達成したが、タイヤ摩耗の影響もあり優勝争いには加われなかった。

4位と5位にはホルヘ・マルティンと小椋藍が入り、RS-GPを駆る4台すべてがトップ5入りを果たす快挙となった。

ドゥカティ勢最上位は6位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ。ブラッド・ビンダー、フランコ・モルビデリが続いた。フランチェスコ・バニャイアは13番手スタートから追い上げ9位でフィニッシュ。優勝から18.3秒差だった。

ホンダ勢ではルカ・マリーニが10位、ヨハン・ザルコが続いた。エネア・バスティアニーニは12位。ルーキーのディオゴ・モレイラはデビュー戦で13位を獲得した。

ヤマハ勢はファビオ・クアルタラロ14位、アレックス・リンス15位。マーベリック・ビニャーレスは16位で、トプラク・ラズガットリオグルが17位。ジャック・ミラーはその8秒後方で続いた。

代役参戦のミケーレ・ピロは19位で完走した。

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カテゴリー: F1 / MotoGP