ルイス・ハミルトン 日本グランプリ 鈴鹿サーキット
メルセデスは、F1日本グランプリの予選でルイス・ハミルトンが鈴鹿サーキットでの念願の初ポールポジションを獲得。バルテリ・ボッタスは2番手だった。

ルイス・ハミルトンは、2006年にミハエル・シューマッハが予選Q2で記録した鈴鹿のコースレコードの1分28秒954を1秒以上更新する1分27秒319をマーク。今シーズン10回目、通算71回目のポールポジションを獲得。鈴鹿サーキットでは初めてのポールポジションとなった。

予選2番手で終えたバルテリ・ボッタスだが、ギアボックス交換によって5グリッド降格することが決定している。

ルイス・ハミルトン (ポールポジション)

「ここには何年も来ているけど、鈴鹿では初めてのポールだ! 本当に待ったかいがあったよ。全てのセッションで一つのミスもなかったし、とにかくどんどん良くなっていった。僕たちはQ1で基礎を築いて、予選が進むにつれて、とにかくそれを築き上げていった。僕たちは今週末ずっと、この瞬間、Q3のあのラップを待っていた。全てがまとまったときは本当にいい気分だね。このトラックでこのクルマを走らせるのは本当に素晴らしいことだ。今までも最高のトラックだったけど、このクルマで走ると本当に物凄かった。みんなにもこの感覚を味わってほしい。これまでもクレイジーなジェットコースターに乗っているみたいだったけど、このクルマのダウンフォースで走るのは桁違いだ。クルマを振り回せるこの感覚は大好きだ。マレーシアでフェラーリがいかに速かったかを知っているし、どれくらい匹敵できるか楽しみだ。僕たちは日曜日に仕事を完了させるための正しいポジションに着くことができた。観ている人たちが予選にどれくらいの努力が注がれているか理解しているかどうかはわからないけど、チームは正しいタイミングで僕をコース上のスペースに送り出し、僕が必要としていることをやれるように完璧な仕事をしてくれた。本当に感謝している。彼らは素晴らしい仕事をしてくれたし、明日はそれを生かせることを願っている」

バルテリ・ボッタス (2番手)
「トリッキーな一日だった。FP3でちょっとコースオフしていまい、クルマを壊してしまった。でも、スタッフが素晴らしい仕事をしてクルマを元通りにしてくれたし、全てが完璧に機能していた。いくつか難しいレースがあったし、僕はかなりペースが遅れていた。今は少なくとも少し近づくことができたし、今日は走行が限られてしまったけど、それほど悪くはなかった。でも、グリッドペナルティによってポジションを失うのは残念だ。先週と比較して、今週末のクルマのフィーリングは本当に異なっている。より信頼して、自然にドライブすることができた。それは湯音に良い結果に繋がる。僕は決して自信を失ってはいない。それはこのスポーツの鍵だ。とにかく継続して、少しずつでも削っていき、すべてから学ぶ必要がある。ソフトタイヤでスタートするので、周りの他の全てのクルマとは異なる戦略を試すチャンスがある。だから、このコースはオーバーテイクが難しいので、いくつかポジションを上げられることを願っている」

トト・ヴォルフ(メルセデス・ベンツ モータースポーツ責任者)
「クルマは1日を通してしっかりと機能しているし、1週間前のセパンよりも、路面、レイアウト、温度のコンビネーションは我々のクルマにはるかに適している。今シーズンに見られているパフォーマンスの変動はどのチームにとっても複雑な科学であり、小さな要素でも最終リザルトに大きな違いとなって現れることが示されていると思う。今日の結果は我々の理解を深めていく上でさらなるパズルのピースとなった。予選パフォーマンスに関しては、今日のルイスはアンタッチャブルだったし、ラップ毎にパフォーマンスレベルを向上させ、全ての走行で改善していった。彼がなぜ最高のドライバーの一人と言われる理由がわかるだろう。隣のガレージではバルテリがやるべきことをすべてやってくれた。ソフトタイヤでスタートするので、明日は彼のオプション戦略に幅が持てる。Q3では非常に強力なパフォーマンスを披露し、各ラップでタイムを見い出していた。全体的に明日のレースに向けて最高の出発点になったと思っている。だが、まだハードワークは完了していない」

ジェームス・アリソン(テクニカルディレクター)
「昨日は天候の影響でセッションが多少なりと妨げられてしまったが、クルマのフィーリングは良かった。今日の予選で2台が非常に堅実なパフォーマンスを示したことでそれがしっかりと強調されたと思う。モーターレースの素晴らしいことのひとつとして、各グランプリでチャンスを取り返す機会を与えられることが挙げられる。セパンでは困難に直面したが、ここ鈴鹿ではきっちり仕事を果たせることを最も雄弁に示すことができた。明日もすべてをやり遂げなければならないことはわかっているが、そのチャレンジに挑むにための最高のスタート位置を手に入れることができた」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1日本GP