マクラーレンF1 「メルセデスとの差は最大1秒」 2026年F1開幕戦で課題露呈

一方で2025年のF1世界王者ランド・ノリスを擁するマクラーレンは、アルバート・パークで大きく後れを取る結果となり、アンドレア・ステラ代表は「メルセデスとの差は最大1秒」と認め、2026年F1シーズン序盤は厳しい戦いになるとの見方を示した。
レースではフェラーリが3位と4位に入りメルセデスを追う展開となったが、ノリスは5位でフィニッシュ。トップからは35.5秒遅れとなった。チームメイトのオスカー・ピアストリは偵察ラップでクラッシュし、決勝をスタートできなかった。
この結果を受け、マクラーレンは今季序盤の勢力図においてメルセデスとフェラーリの後方に位置する可能性が示唆されている。
ステラ「パワーユニットの使い方とコーナーグリップが課題」
マクラーレン代表のアンドレア・ステラは、現在のパフォーマンス差は予選と同様の傾向だったと説明した。
「今日のギャップは、むしろ昨日の予選で見たものとほぼ同じだった」
「改善すべきパフォーマンスの要素は大きく2つある。ひとつはパワーユニットの使い方、もうひとつはコーナーでのグリップだ」
さらにステラは、同じメルセデス製パワーユニットを使用しているにもかかわらず、他チームとの差が出ている点について困惑していると明かした。
「我々のマシンと同じパワーユニットを使っている他のマシンとの速度差を見ると、まだパワーユニットを十分に活用できていない可能性がある」
「2026年のレギュレーションで加わった複雑さを踏まえると、その理解を深める必要がある」
さらにGPSデータの分析では、メルセデスがコーナーでも優位に立っていることが確認できるという。
「GPSのオーバーレイを見ると、メルセデスは一部のコーナーでも我々より速い」
「だからこそ優先順位は明確だ。パワーユニットからより多くのパフォーマンスを引き出し、同時にマシン開発を進める必要がある」
ステラはまた、大きなアップグレードが投入されるまでには数レースを要すると認めた。
「大きなアップデートが見えてくるまでには、数レースかかるだろう」
「それまでは現状の仕様のマシンから最大限のパフォーマンスを引き出す必要がある」
「現時点での差は、コンマ5秒から1秒の範囲にあるように見える」

ノリス「本当の差は50秒ではない」
2025年F1世界王者のランド・ノリスも、今回の結果が実際の実力差を完全に示しているわけではないと語った。
「純粋なペースで言えば、僕たちは50秒遅れていたのか? いや、そうではない」
「もしジョージのようにクリーンなレースができて、これほど多くのバトルをしなくて済んでいたら、もう少し良く見えただろう」
「だから状況が絶望的だとは思っていない」
しかしノリスは同時に、マシンの課題が依然として大きいことも認めている。
「ただ、僕たちは3周でタイヤを使い切ってしまった」
「フロントのグレイニングの問題は、以前からずっとあるし、新しいマシンになっても変わっていない」
「まだ理解しなければならないことがたくさんある」
それでもノリスは、マクラーレンが現状でも中団勢には十分な差を保っていると指摘した。
「良い点は、後ろのマシンとはかなり差があることだ。レッドブルも似たような状況だ」
「悪い点は、前のマシンともかなり差があることだ」
「今日のレースで分かったのは、僕たちのマシンがまだ必要なレベルには全く届いていないということだ」
「だから、ここから改善していかなければならない」
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