マクラーレン、合法性の懸念により新型ウイングの使用を見送り
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金曜日の夜に一対のフロントウイングがワーキングからバルセロナに到着したが、マクラーレンは土曜日のフリー走行前にチェックなしでそれらを走らせるリスクは冒さないとの決定をした。
なぜ新しいフロントウイングを使わなかったとかと質問されたチーム代表のマーティン・ウィットマーシュは「非常にタイトだった」とコメント。
「それらが法的に沿ったものだと確信できなかった。ウィングのコンプライアンスを確信できないのであれば、それらを使用するべきではないと決定した」
マクラーレンは、FIAのテスト装置でフロントウイングの柔軟性をテストすることを望んでいたが、フリー走行前に実施する機会を得られなかった。
マクラーレンの社内テストでは、ウイングがレギュレーションに沿っていることが確認されていたが、マクラーレンが耐性が不適切で予選失格の恐れのあるまま使用することは避けた。
「“運命のブリッジ”として知られるところに列を作っている人々を見ると思う。それはクルマが合法かどうかを決定するためのテストだ」
「我々と他チームは、パーツを使う前にそれらをテストする。剛性と寸法は非常に厳しい」
「全員が独自のテスト実施しているが、全員がFIAの装置で重要な案件についてはテストをしている」
「それができない場合、耐性という点で固有のリスクがある」
マーティン・ウィットマーシュは、テストが出来なかったことに関してFIAを責めなかった。
「土曜日の午前中早くにそれを使えるようにしておく義務はFIAにはないので、それについて批判はない」
「チェックなしで進めることは賢明ではなかった」
カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / F1スペインGP