佐藤琢磨と武藤英紀、インディジャパンへの意気込みを語る
2010年5月11日

2004年のF1 アメリアGPで日本人最高位タイとなる3位フィニッシュを達成した佐藤琢磨は、今年からインディカーに参戦。佐藤琢磨はアメリカ特有のオーバルレースにも素早い順応を見せ、初めてのオーバルレースとなったカンザス・スピードウェイでの第5戦で早くも上位を走った。
佐藤琢磨 「完走できず残念」 (インディカー第5戦)
2010年5月2日

佐藤は、初めてのオーバルレースとは思えない目覚しい走りを見せていた。スタート直後はタービュランスに戸惑い気味で17位までポジションダウンしたが、そこからはどんどんポジションを上げ、トップ5さえ狙える6位にまで浮上していた。
しかし、186周目のリスタートで佐藤琢磨は武藤英紀と接触。2台はフロントストレートでクラッシュし、そろってリタイアとなった。
武藤英紀 「行き場がなかった」 (インディカー第5戦)
2010年5月2日

4番手からスタートした武藤英紀は、ダウンフォースを少なくするセッティングだったためにレース序盤は順位を落としたが、レースが安定してくるとスピードを上げ、ポジションを上げていった。レースの折り返し点を越えた後の122周目、フルコースコーション中にほぼ全車がピットストップを行うと、武藤のポジションは6位から4位へ上がった。その後、燃費のよかったカストロネベスが武藤の前へと出たため、武藤は5位につけて、表彰台を狙える位置でレース終盤を迎えた。
佐藤琢磨と武藤英紀、日本人同士の接触でリタイア (インディカー第5戦)
2010年5月2日

11番手からスタートした佐藤琢磨は、初のオーバルレースで7番手まで順位をあげる力強い走りを見せていたが、リスタート直後の186周目に前を走行していた武藤英紀と接触。両車はウォールにヒットし、日本人同士の接触という残念なカタチでレースを終えた。
佐藤琢磨、予選11番手 (インディカー第5戦)
2010年5月1日

初めてオーバルレースを戦う佐藤琢磨は、初めての単独による予選アタックで11番手に食い込んで見せた。しかも、彼の記録した1分44秒0626=平均時速210.335マイルは、KV Racing Technologyが走らせる3人の中でトップタイムだった。
レース前の水曜日、強風の吹く難しいコンディション下で佐藤琢磨はルーキーテストをパス。プラクティスでは21番手のタイムしか出せていなかったが、予選で大きくジャンプアップした。
武藤英紀、13位完走 (インディカー第4戦)
2010年4月19日

武藤英紀は、11番グリッドからのスタートだったが、2つポジションを落として13位でゴールした。
スタートから装着したソフトコンパウンドのタイヤでハンドリングが悪く、2つポジションダウン。ハードタイヤを装着してからは奮闘を続けたが、ライバル勢をオーバーテイクしてポジションをばん回するまでには至らなかった。今週のロングビーチでは、相手が明らかなミスを犯さない限りオーバーテイクは難しかった。
佐藤琢磨、18位 (インディカー第4戦)
2010年4月19日

佐藤琢磨は、19番グリッドからスタートし、18位でゴールした。結果は1つのポジションアップとなったが、トップから1周遅れのフィニッシュであり、納得のいくレースとはいかなかった。1回目のピットストップを終えた後、ピットから出てきたばかりのドライバーにヒットされてスピン。レースに戻ることはできたものの、そこでのタイムロスが大きく周回遅れに陥らざるを得なかった。
佐藤琢磨、予選19位 (インディカー第4戦)
2010年4月19日

佐藤琢磨 (19番手)
「今日の予選はタフなものになりました。昨日のプラクティス、今日のプラクティスでいいセットアップを見つけることができず、予選にはまた新しいセッティングで臨みましたが、ロングビーチのコースに合ったマシンに仕上げることができませんでした。予選でのマシンはグリップ感がなく、マシンを押さえ込むのが大変で、自分としても思いきって攻め込む走りはできませんでした」
武藤英紀、予選11番手 (インディカー第4戦)
2010年4月19日

予選の第1ステージは2グループに分かれて行われ、各6人が勝ち上がるシステムだが、どちらの組に入るかはくじ引きで決定する。今回、武藤が入っていたグループ2は明らかに競争がより厳しい組であった。3回のプラクティス総合で1、3、4、5番手につけたドライバーが一緒だったのだ。しかし、武藤はその中で5番手につけるタイムをマークし、第2戦セント・ピーターズバーグに続いて2回目の第2ステージ進出を果たした。