ホンダF1、復帰後100戦目の節目のレース 「歴史に恥じない結果を残したい」 / F1アメリカGP プレビュー
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1アメリカGPへの意気込みを語った。

今週末、米国テキサス州・オースティンで、アメリカGPが開催されりう。開催地のサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、急勾配を駆け上がるターン1に、多様な高速コーナーとロングストレートなど、見どころの多いサーキット。

昨年は、パワーユニット交換を実施し、後方からのスタートになることが決定していたものの、トロロッソ・は予選で2台ともにQ2へ進出。ピエール・ガスリーは全体で7番目となる好タイムを記録した。レースでも後方から大きく順位を上げてポイントを獲得。今季は4台全車の入賞を目指す。

「先日のメキシコGP後の撤収作業は雷雨の中で大変なものとなりましたが、チームはそこからすでにUSグランプリが開催されるテキサス州オースティンに到着し、今週末に向けた準備を開始しました。到着したオースティンは、現在小雨混じりで外気温8℃という状況ですが、週末に向けて天気は回復する予報が出ていますので、いい天候の中でレースができることを祈っています」と田辺豊治はコメント。

「レースが開催されるサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、アップダウンが多いことが一つの特徴で、特に急な登り坂の後に来る1コーナーはこのサーキットならではです。そして、それ以降のセクションには鈴鹿のS字など、他のサーキットの有名なコーナーを模したものが随所にレイアウトされていることも知られています」

「PU観点では通常のサーキットと同様に、過去のデータをもとに最適化を進める形になります」

「インディカープロジェクトに長く携わっていたため、ここ米国は私自身多くの思い出がある、第二のホームと感じられる場所です。今回はかつての同僚であるHPDのメンバーも多数訪れますので、彼らとの旧交を温めるとともにホンダ内でのレースカテゴリーの技術交流をさらに進めるという観点でも前向きなものにできればと思っています」

「また、今回はホンダのF1が2015年に復帰してから100戦目という、節目のレースとなります。ここまで積み重ねてきた歴史に恥じない結果を残せるよう、メンバー一同、全力で臨みます」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1アメリカGP