ジョージ・ラッセル F1モナコGP速度違反多発に疑問「ソフトウェアの問題」
ジョージ・ラッセルは、2026年F1モナコGPで5人のドライバーがピットレーン速度制限をわずか0.1km/h超過した件について、ソフトウェア上の問題が原因だったとの見方を示した。

モナコGPではピットレーン速度違反に対して、5人のドライバーに計6件のペナルティが科された。ラッセルのほか、ルイス・ハミルトン、フランコ・コラピント、オスカー・ピアストリがいずれも0.1km/h超過。ピエール・ガスリーは1回目に0.1km/h、2回目に0.4km/h超過した。

0.1km/h超過が相次いだ異例のペナルティ
ラッセルは、自身がピット入口のライン手前でピットリミッターを作動させていたと説明し、処分の理由に疑問を呈した。

「なぜペナルティを受けたのか、あまりよく分からない。ラインの手前でピットリミッターを入れていた。ラインを越えてから解除したが、明らかにソフトウェアに問題があり、多くのドライバーがペナルティを受けた」

ラッセルはこの5秒ペナルティをセーフティカー中のピットストップで消化できず、その後ドライブスルーペナルティへと処分が重くなった。

「5秒は理想的ではないが、世界の終わりというわけではない。ただ、ピットストップでは大きな混乱があったし、それでドライブスルーになるのは、罪に対して罰が見合っていない」

ガスリーは2度の速度違反で順位を落とす
今回の違反で最も目立ったのはガスリーだった。ガスリーは2度のピットレーン速度違反により合計10秒のタイムペナルティを受け、表彰台圏内から順位を落とした。

一方で、0.1km/hという極めて小さな超過が複数のドライバーに集中したことは、単なる個別ミスではなく、計測やリミッター作動、ソフトウェア制御の領域に疑問を残すものとなった。

ラッセルはすでに週末序盤のFP1でも0.3km/hのピットレーン速度違反を犯しており、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリもFP2で0.1km/h超過していた。

他にもプラクティスでは、フェルナンド・アロンソがFP2で0.5km/h、アレックス・アルボンがFP3で0.2km/h、コラピントがFP3で8.9km/hの速度超過を記録していた。

モナコで浮き彫りになったピットリミッター運用の課題
モナコのピットレーンは狭く、速度管理の精度が重要になる。だが、今回のように0.1km/h単位の違反が複数発生したことで、ドライバー側の操作だけでなく、リミッターの作動タイミングや車両側ソフトウェアの制御精度にも注目が集まる形となった。

ラッセルにとっては、最初の5秒ペナルティよりも、それを消化できなかったことによるドライブスルーへの発展が大きな痛手となった。モナコGPはレース展開そのものに加え、ピットレーン速度違反とその運用判断が結果を左右する一戦となった。

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1 / F1モナコGP