ホンダF1 モナコGP初日で見えた課題 折原伸太郎「ドライバビリティ改善に注力」

モナコはシーズンの中でも特殊なサーキットのひとつであり、狭い市街地コースではドライバーの自信とマシンへの信頼感がラップタイムを大きく左右する。ホンダは初日の走行で多くのデータを収集しながら、週末に向けた最適化作業を進めた。
限られた走行時間で幅広いプログラムを消化
ホンダ F1 トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、モナコでは走行時間そのものが重要な意味を持つと説明した。
「モナコでは、ドライバーに自信を持って走ってもらうこと、そしてエンジンパフォーマンス最適化のためのデータ収集という観点から、走行時間が非常に重要になります。本日も多くの周回を重ね、さまざまなデータを収集することができました」
市街地コースでは路面状況の変化も大きく、限られた走行時間の中で効率よく情報を集めることが求められる。ホンダは初日の2回のセッションを通じて、さまざまな条件下でのパワーユニットの挙動を確認した。
予選と決勝を見据えたエンジンマッピングを評価
ホンダは単純な性能確認だけでなく、週末全体を見据えた複数の運用パターンをテストした。
「また、明日の予選および日曜の決勝に向けて、連続プッシュラップ、ロングラン、アタックラップなど複数のシナリオでエンジンマッピングを試しました」
モナコでは予選順位の重要性が他のサーキット以上に高い。そのため、一発の速さを引き出す予選モードと、決勝で安定したパフォーマンスを発揮するための運用の両立が重要なテーマとなる。
初日に実施された各種プログラムは、そのバランスを探るための重要な作業だった。

焦点はドライバビリティの向上
初日の走行を終えた段階で、ホンダが特に重視しているのはドライバビリティの改善だ。
折原は現状について、コーナーでドライバーが十分な自信を持てていない部分が残っていると明かした。
「今晩からは、ドライバビリティを改善する作業にフォーカスしていきます。現時点ではコーナーでドライバーの自信がやや不足しているため、予選までに改善を重ねていきます」
モナコでは壁との距離が極めて近く、わずかな挙動の変化でもドライバーのアタックに影響を及ぼす。最高出力だけでなく、スロットルレスポンスやコーナー出口での扱いやすさといった細かな特性がラップタイムに直結する。
予選で問われる仕上がり
アストンマーティンは初日の走行を通じて必要なデータ収集を完了し、ホンダも予選へ向けた改善ポイントを明確にした。
モナコではわずかなパフォーマンス差がグリッド順位を大きく左右する。ホンダは収集したデータを分析しながら、ドライバーが限界まで攻められるドライバビリティの実現を目指してセットアップを煮詰めていくことになる。
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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1モナコGP / アストンマーティンF1チーム
