ジョージ・ラッセル 次世代F1レギュレーションにV8熱望「軽量化も必要」

FIA会長モハメド・ビン・スライエムが2030年までにV8エンジン復活の可能性に言及したことで、パドックでは次世代パワーユニット論争が活発化。そんな中、ラッセルは「V8」「持続可能燃料」「軽量化」を次のF1に必要な要素として挙げた。
ジョージ・ラッセル「V8はかなりクール」
ジョージ・ラッセルは次世代レギュレーションについて問われると、まずV8エンジン復活への期待を隠さなかった。
「もちろん、話すべきことはたくさんある」とジョージ・ラッセルは語った。
「V8に戻るというのは、かなりクールだと思う」
「持続可能燃料というテーマも素晴らしいものだし、F1にとってすごく良い方向性だと思う」
近年のF1はハイブリッド化と電動化を強く推し進めてきたが、2026年F1レギュレーションでは“電動比率50%”が過度になりすぎたとして、すでにエネルギー配分の見直し議論が進んでいる。
その流れの中で、V8回帰論は単なるノスタルジーではなく、“よりシンプルで軽量なF1”を求める流れとも重なり始めている。
「もっと軽いF1マシンが必要」
ジョージ・ラッセルが特に強調したのがマシン重量だった。
「もっと軽いマシンにする方法を見つける必要があると思う」
「マシン重量を減らすことは、レースやドライバビリティの面でポジティブな影響があったと思うし、お互いに接近して戦えることにもつながっている」
現在のF1マシンは安全装備やハイブリッドシステム大型化の影響で、20年前と比べて大幅に重量が増加している。特に2026年F1マシンでは大型バッテリーやエネルギー回生システムの存在が重量問題をさらに複雑化させている。
その一方で、FIAとFOMは“オーバーテイク可能なF1”を維持したい考えも強く持っている。ラッセルも、単純に2000年代マシンへ回帰すればいいわけではないと語った。

“黄金時代”でもオーバーテイクは少なかった
ジョージ・ラッセルは、ファンから“F1黄金時代”と語られる2000年代初頭についても冷静な視点を示した。
「20年前のF1は史上最高のマシンだったと言われているし、僕もあれはF1史上最もクールなマシンだったと思う」
「でも、2000年代前半はほとんどオーバーテイクがなかった」
「そこは忘れてはいけないし、次のステップを考える上で重要なことだと思う」
近年のF1は空力規則変更によって接近戦を増やす方向へ進化してきた。一方で、“音”“軽さ”“シンプルさ”を求める声も根強い。
2026年F1レギュレーションを巡る混乱が続く中、すでにパドックでは“2030年のF1”を巡る議論が始まっている。ラッセルの発言は、その流れを象徴するものとなった。
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