ジョージ・ラッセル F1カナダGPでのヘッドレスト投げ捨てで約92万円の罰金
ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1カナダGP決勝でリタイアした際にヘッドレストを投げ捨てた行為により、FIAから5000ユーロ(約92万5000円)の罰金処分を受けた。ただし、この罰金は12か月の執行猶予付きとなった。

ラッセルは首位争いの最中にマシンを止めることになり、タイトル争いにおいて痛恨のノーポイントに終わった。FIAスチュワードは映像証拠と本人、チーム代表者からの説明を確認したうえで、謝罪と反省の姿勢を考慮し、執行猶予付きの処分が妥当と判断した。

首位争いから一転、怒りのヘッドレスト投げ捨て
カナダGP決勝では、メルセデスのジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリがレース前半に激しい首位争いを展開した。2人は何度も順位を入れ替え、メルセデス同士による緊迫したバトルが続いていた。

しかし、ラッセルはターン3/4シケイン付近でトラブルに見舞われ、マシンを止めることを余儀なくされた。タイトル争いで重要な一戦となるはずだったカナダGPは、ラッセルにとって一転して痛恨のリタイアとなった。

その直後、ラッセルはメルセデスW17から降りる際、怒りを抑えきれずヘッドレストを投げ捨てた。ヘッドレストはコース上に落下し、この行為がFIAスチュワードの調査対象となった。

FIAは謝罪を受け入れ、12か月の執行猶予付き罰金
FIAスチュワードの裁定文では、ラッセルが自身の行動について強い後悔を示していたことが明かされている。

「スチュワードは63号車のドライバー、チーム代表者から聴取し、映像証拠を確認した」

「ドライバーは、レースを完走できなかったことで極めて苛立っていたと説明し、その後に起きたことについて恥ずかしく思っていると表明した」

「彼は自身の行動についてスチュワードに謝罪し、それが良い手本ではなかったことを認め、公に謝罪する意向も示した」

「スチュワードはこれを認め、彼の謝罪を受け入れた」

この結果、ラッセルには5000ユーロの罰金が科されたものの、処分は12か月間の執行猶予付きとなった。

メルセデスはバッテリー故障を示唆
レース後、メルセデスF1代表のトト・ヴォルフは、ラッセルのリタイア原因についてバッテリー系のトラブルだった可能性を示した。

「モジュール故障のように見える。つまりバッテリー故障だ。マシンは文字どおり戻っていくような状態だった」とヴォルフは語った。

「マシンにはもう電力が残っていなかった」

ラッセルはスプリントで勝利し、アントネッリとの差を2ポイント縮めていた。しかし決勝ではアントネッリが優勝し、25ポイントを獲得。ラッセルは無得点に終わったことで、次戦モナコGPを前にドライバーズランキング首位のアントネッリとの差は43ポイントに広がった。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1 / F1カナダGP