F1マシン列伝:メルセデス W05 “最も過小評価されている最強マシン”

2020年5月8日
F1マシン列伝:メルセデス W05 “最も過小評価されている最強マシン”
メルセデスの2014年F1マシン『W05』は、マクラーレン・ホンダ MP4/4が保持していた歴代年間最多勝利数、1-2フィニッシュ数という“最強マシン”記録を更新するも、最も過小評価されている1台でもある。

2014年はF1の新時代の幕開けを告げるシーズンとなった。従来の“エンジン”にあたる内燃機関(ICE)にエネルギー回生システム(ERS)を併用したハイブリッドシステム「パワーユニット(PU)」が導入された。

F1マシン列伝:マクラーレン・ホンダ MP4/4 “F1黄金時代の象徴”

2020年5月8日
F1マシン列伝:マクラーレン・ホンダ MP4/4 “F1黄金時代の象徴”
マクラーレンの1998年F1マシン『マクラーレン・ホンダ MP4/4』は、16戦15勝という圧倒的な強さ、セナプロ対決の名バトルなど、F1黄金時代を象徴する1台として歴史に名が刻まれている。

ホンダのF1エンジンが独走状態となったことで、FIA(国際自動車連盟)は1988年限りでターボを禁止し、1989年からの3.5リッター 自然吸気エンジンを導入することを決定した。

パンテーラ チーム アジアF1、2022年のF1参戦を諦めず

2020年5月7日
パンテーラ チーム アジアF1、2022年のF1参戦を諦めず
パンテーラ チーム アジアF1(Panthera Team Asia F1)は、F1に新しいレギュレーションが導入される2022年にグリッドに参加することを目指していると述べた。

英国・シルバーストンに拠点を置き、中国のコンソーシアムが支援しているとされるパンテーラ チーム アジアF1は、昨年夏にF1に新しいレギュレーションが導入される2021年にF1に新規参入すると述べていた。

メルセデスF1 「W11には優れたイノベーションが詰まっている」

2020年5月7日
メルセデスF1 「W11には優れたイノベーションが詰まっている」
メルセデスF1チームのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは、今年のF1ではDAS(デュアル・アクスル・ステアリング)が注目を集めているかもしれないが、2020年F1マシン『W11』にはそれ以外にも驚くべきイノベーションに溢れていると主張する。

メルセデスW11に搭載されている独創的なDASはF1プレシーズンテストのオンボード映像で明らかになった。ドライバーはステアリングを押し引きすることでフロントタイヤのトー角を変更することができ、タイヤ温度やストレートスピードに影響を与えると考えられている。

F1マシン列伝:トロ・ロッソ STR3 “先に勝利を収めたカスタマーカー”

2020年5月6日
F1マシン列伝:トロ・ロッソ STR3 “先に勝利を収めたカスタマーカー”
トロ・ロッソの2008年F1マシン『STR3』は、親チームのレッドブルよりも先に勝利を収めた“カスタマーカー”であり、トロ・ロッソというチーム名で唯一勝利を挙げたマシンとなった。

当初、2008年のコンコルド協定からからカスタマーカー(カスタマーシャシー)は解禁される予定だった。しかし、ライバルチームからの反発により、結局はカスタマーカーでの参戦は認められず、2010年以降は独自にマシンを開発しなければならなくなった。

F1デバイス列伝:ルノーF1チームの王座を支えた“マスダンパー”

2020年5月6日
F1デバイス列伝:ルノーF1チームの王座を支えた“マスダンパー”
ルノーF1チームが2005年F1マシン『R25』に導入した“マスダンパー”は、FIA(国際自動車連盟)が非合法化するまでフロントエンドのダウンフォースを改善するデバイスとして搭載された。

ルノーは、2005年と2006年にフェルナンド・アロンソがF1ワールドチャンピオンを2連覇。特に2006年F1マシン『R26』の速さの秘密としてクローズアップされたのがマスダンパー(慣性ダンパー)である。

F1デバイス列伝:ティレルが導入した“Xウイング”

2020年5月5日
F1デバイス列伝:ティレルが導入した“Xウイング”
ティレルは、1997年マシン『025』で型破りなルックスの“Xウイング”を導入した。

ティレルが1997年シーズンに投入した025は、通常のサーキットではごく普通のF1マシンだった。しかし、最大限のダウンフォースが必要とされるモナコのようなツイスティなサーキットでは、コックピットの両側から斜めに生えるミニウイングが装着された。

F1マシン列伝:レッドブル RB5 常勝の礎を築いた“すべてのマシンの父”

2020年5月5日
F1マシン列伝:レッドブル RB5 常勝の礎を築いた“すべてのマシンの父”
レッドブルの2009年F1マシン『RB5』は、翌年から4連覇する礎を築いた“すべてのマシン父”となるマシンだ。

2005年シーズンからF1に参戦したレッドブル・レーシングは、その後4年をかけて成功の基盤を築いていった。2007年には“空力の奇才”エイドリアン・ニューウェイをはじめとする有能なスタッフを次々と雇用しながら、強豪チームに肩を並べられるレベルまで規模を拡大していった。

F1マシン列伝:ホンダ RA106 “オールホンダとして最後に勝ったマシン”

2020年5月4日
F1マシン列伝:ホンダ RA106 “オールホンダとして最後に勝ったマシン”
ホンダF1の2006年F1マシン『RA106』は、オールホンダの復活を告げる1台だった。

1999年、第3期としてシャシー製造を含めたフルワークスによるF1参戦を目指していたホンダだが、テスト中に当時テクニカルディレクターを務めていたハーベイ・ポスルスウェイトがバルセロナでのテスト中に急死したこと、またホンダ社内に根強く残る慎重論などを背景に、結局ホンダはフルワークスによる参戦を断念。

F1マシン列伝:ロータス E22 “奇想天外な2本牙ノーズが残した傷跡”

2020年5月3日
F1マシン列伝:ロータス E22 “奇想天外な2本牙ノーズが残した傷跡”
ロータスF1チームの2014年F1マシン『ロータス E22』は“2本牙ノーズ”を採用。だが、決して競争力を発揮することなく、その奇想天外なノーズ形状だけがF1史に残されることになった。

2014年のF1レギュレーションでは、安全面の理由から断面積が小さく、高さも約300mm低い位置に取り付けられる“ひとつのノーズ先端”が義務付けられた。
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