マックス・フェルスタッペン F1オーストリアGP予選「アップグレードだけの問題じゃない」
マックス・フェルスタッペンは、F1オーストリアGP予選で7番手に終わり、今季ワーストタイに並ぶ結果に不満を示したが、「ポールを逃したのはそれほど痛くない」とも語った。

Q3最初のアタックではランド・ノリスに0.6秒以上の差をつけられ、6番手に留まったフェルスタッペンだったが、最終アタックではピエール・ガスリーのスピンにより黄旗が出され、アタックを完遂できず。さらにレーシングブルズのリアム・ローソンに逆転され、レッドブルのホームレースで7番手に後退した。

セッション後、フェルスタッペンは予選中の苦戦についてこう述べた。

「黄旗が出るまでは、たぶん接戦にはなっていたと思う。でもポールには全然届いてなかったから、それほど痛手というわけじゃない」

「FP3は悪くなかったのに、予選になると突然バランスが完全に消えた。唯一まともに感じたのは1コーナーだけで、それ以外はまったくダメだった。予選でこれはかなり大きな問題だ」

「僕はスタンディング(順位)なんか見てない。週末を通してベストを尽くすだけ。決勝ではフェラーリやメルセデスと戦えればいいけど、正直、予選で感じたバランスでは明日も厳しそうだ。これから全てを分析するよ」

マックス・フェルスタッペン F1 オーストリアGP レッドブル・レーシング

さらにフェルスタッペンは、FP3後にはマシンにほとんど変更を加えていないにもかかわらず、バランスが大きく崩れたことを認めた。

「コンディションは僕たちのクルマには合っていなかった。ギャップが非常に大きくて、特に予選ではすべてが悪化した」

「正直なところ、決勝に向けて大きな期待はしていない。今年はここまで、予選より決勝のほうが競争力があるってこともなかったし、明日何ができるか様子を見てみるよ」

そして、最新のアップグレードが苦戦の原因かどうかを問われると、フェルスタッペンはそれだけではないと強調した。

「アップグレードだけが原因じゃないと思う。突然、大きく後退してしまった。それが予選で起きたらダメなんだ」

「FP3から予選までの間に、ほとんど何も触っていない。ごく小さな変更だけで、それがバランスに影響するはずはない。でも、トラックの気温が上がって風も強くなった途端、すべてが崩れてしまったんだ」

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