エステバン・オコン アルピーヌF1退団は「望んでいた終わり方ではない」
エステバン・オコンは、アルピーヌF1チームのメンバーにきちんと別れを告げる機会を奪われたことについて、「こんな終わり方を望んでいなかった」と主張した。

今週末のアブダビでのシーズン最終戦で、エステバン・オコンが退団するというニュースは、カタールグランプリ後に急速に広まった。オコンは、来週のポストシーズンテストで、ハースF1チームのドライバーとしてコックピットに戻ってくる予定である。

エステバン・オコンは、アルピーヌF1チームの2025年のルーキーであるジャック・ドゥーハンと交代。ドゥーハンはピエール・ガスリーとともにヤス・マリーナ・サーキットでF1デビューすることになっている。

日曜日にパドックで噂が広まった際には、この件について多くを語らなかったエステバン・オコンだが、その発表があった翌日、ソーシャルメディア上で次のように語った。

「まず何よりも、この5シーズン、コース上、エンストン、ヴィリー・シャティヨンで一緒にレースをしてきたメカニックやエンジニアたちに感謝したい」と、アルピーヌF1チームでの最後のレースで1周目でリタイアした後、オコンは語った。

「僕たちは多くのことを共有し、皆さんの多くを友人と呼べることを誇りに思う」

「僕は、バーレーン、ハンガリー、ブラジルで表彰台のトップ2に登り、スポーツ復帰以来チームに最高の結果をもたらしたドライバーとしての素晴らしい思い出と誇りを持ってアルピーヌ/ルノーを去る」

「2022年のコンストラクターズ選手権で4位を獲得することに貢献できたことも光栄だった。これらの瞬間が全員にとってどれほど意味のあることだったかはわかっているし、チームとともに達成感と喜びを感じたことが、僕にとっての財産だ」

エステバン・オコン アルピーヌF1チーム

先月ブラジルでガスリーとともに表彰台に立ったオコンだが、来季はチームを離れてハースに移籍するというニュースと重なり、シーズン終盤は厳しいものとなった。元マノーおよびフォース・インディアのドライバーであるオコンは、最近のレースではマシンがチームメイトと同じではないと示唆していた。

「チームにとって、コース上での今年は簡単なものではなかった。特にシーズン後半はさまざまな理由により困難を極めた」とオコンは付け加えた。

「すべてのセッションで100%の力を出し切ったので、後悔はしていない。いつもそうしてきた」

このタイミングでの移籍はあまりにも急であったため、エステバン・オコンは、今後使用されない特別な別れのヘルメットデザインを披露したが、レーストラック、F1のオペレーション拠点であるエンストン、エンジン工場のあるヴィリーのスタッフにきちんとお別れを言うことができなかった。

「エンストンとヴィリーの数百人の努力家たちへ。直接会いに行き、きちんとお別れを言えないことをお詫びしたい」とオコンは語った。

「ご存知のように、当初の計画では今週末に最後のレースを走り、来週には皆さんにお別れを直接お伝えする予定だった。僕はその両方を楽しみにしていた」

「こんなふうに終わることは望んでいなかった」

「とはいえ、F1の世界は狭いので、またすぐに多くの皆さんにお会いできるだろう」

ジャック・ドゥーハンに対する悪感情は見せず、オコンは次のように締めくくった。「今週のアブダビグランプリでキャリアの新たな大きな一歩を踏み出す友人ジャックに、素晴らしい成功を祈っている」

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カテゴリー: F1 / エステバン・オコン / アルピーヌF1チーム