カルロス・サインツJr. ウィリアムズF1で初表彰台「言葉にならないほど嬉しい」
カルロス・サインツJr.は、アゼルバイジャンGPでウィリアムズ加入後初となる表彰台を獲得し、「言葉にできないほど最高の気分」と喜びを語った。

フェラーリから移籍して以来、ウィリアムズ・レーシングで苦しいシーズンを送っていたサインツは、バクーに到着するまで6戦連続でノーポイントに終わっていた。

しかし今回は状況を一変させ、混乱した予選で2番手を記録。決勝51周のレースでもトップ3を堅持し、メルセデスのジョージ・ラッセルに抜かれて3位となったが、ウィリアムズにとって2021年以来となる表彰台をもたらした。

「正直に言うと、どれほど幸せか、どれほど最高の気分か、言葉で表現できない」とサインツはレース後に語った。

「最初の表彰台以上にうれしい。僕たちは今年ずっと戦い続けてきたし、ようやく今日、僕たちにスピードがあると証明できた。今年はずっと速さを持っていたけど、すべてが噛み合えば素晴らしいことができるんだ。今日は完璧なレースをした。ミスはひとつもなく、昨日は勝てるとは思っていなかったクルマをたくさん倒すことができた」

カルロス・サインツJr. (ウィリアムズ・レーシング) F1 アゼルバイジャンGP

サインツは、スコアレスが続いても常にウィリアムズの速さを示してきたが、技術的な問題や接触によって結果に結び付けられなかった。それだけに今回の結果は格別だった。

「ウィリアムズのみんながとても難しい一年を乗り越えてプッシュし続けてくれたことを誇りに思う」とサインツは強調した。

「昨年と比べて大きな進歩を遂げたことを全員に証明できた。僕たちは上昇しているし、正しい方向に進んでいる。不運やアクシデントが続いて、速さを結果に変えるのがとても難しかった。でも今ならわかる。この表彰台がこういう形で来る必要があったんだと。人生ってそういうものだ。悪い時期を経験させてくれるのは、その後に素晴らしい瞬間を与えるためなんだ。そして今回の結果は予想以上にうれしいものだった」

そしてサインツは人生の教訓を口にした。

「信じ続けること、チームを信頼すること、手順や周囲のすべてを信じることだ。そうすれば遅かれ早かれ必ず報われる」

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カテゴリー: F1 / カルロス・サインツJr. / ウィリアムズ・レーシング / F1アゼルバイジャンGP