ブリヂストン
ブリヂストンが、2010年F1カナダGPの展望を語った

舞台となるジル・ビルヌーブ・サーキットは、市内セントローレンス川に浮かぶ人工島ノートルダム島の一般道を使用した仮設サーキットだ。ブリヂストンはミディアム、スーパーソフト両コンパウンドを使用する。

全長4.36kmのサーキットは、バリアが接近し、ハードブレーキングと大きなトラクションが必要なクルマにとって厳しいコースである。

安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
「ブリヂストンはもちろんのこと、自動車メーカーとF1スポンサーにとって北米はとても重要なマーケットですから、2010年にカナダGPが復活したことを私たちは大変うれしく思います。カナダではスポーツの人気が高く、F1も大いに楽しんでもらっています。カナダGPは、歴史的にもシーズン中で最も観戦者数の多いレースの一つで、弊社ブランドの広告効果が高いイベントになっています。モントリオールでは、弊社のお客様のためのプログラムの一環とし、例年どおり様々な活動を計画しています。カナダGPの観客動員数は多く、また世界各地で数百万人がTVで観戦すると予想しています」

浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)
「モントリオールのレースでスリックタイヤを使うのは、1997年以来初めてです。私たちはこれまで、いつもジル・ビルヌーブ・サーキットはタイヤアロケーションの決定が難しいコースであると感じていました。今回は、初めて隣り合わないコンパウンドを組み合わせてレースに臨むことになります。大きなトラクションとハードブレーキングが要求されるこのコースではタイヤ内の発熱が大きく、ドライバーは慎重にタイヤマネジメントを行う必要があります。路面は週末を通じ変化する可能性が高く、モントリオールの天候も変わりやすいため、チーム、ドライバー、ブリヂストンそれぞれが、こうした要因への対応を迫られるだろうと考えています」

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カテゴリー: F1 / ブリヂストン / F1カナダGP