ブリヂストン フォーミュラEに2026/2027シーズンからのタイヤ供給が決定
ブリヂストンは、12月6日(水)にアゼルバイジャン・バクーで開催されたFIA内部組織である世界モータースポーツ評議会にて、ABB FIAフォーミュラE世界選手権(フォーミュラE)2026-2027シーズンからの単独タイヤサプライヤーに選定された。
今回決定したブリヂストンのフォーミュラEへのタイヤ供給は、2026-2027シーズンから2029-2030シーズンの4年間を期間とし、同社のサステナブルなグローバルモータースポーツ活動の中核となる。
ブリヂストンは、フォーミュラEへのタイヤ供給契約を通して、サステナブルな技術を磨き、タイヤを「創る」「使う」、原材料に「戻す」のバリューチーン全体でイノベーションを加速させていく。さらに、同社の使命である「最高の品質で社会に貢献」の下、サステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツ活動を起点として、モビリティの未来になくてはならない存在となることを目指すと共に、持続可能な社会の実現へも貢献していく。
石橋秀一(社ブリヂストン 代表執行役Global CEO)
「ブリヂストンモータースポーツ活動60周年を迎えた今年に、FIA世界選手権に名を連ねるグローバルモータースポーツに復帰し、2026-2027シーズンよりフォーミュラEへのタイヤ供給という新たな挑戦に臨めることを大変うれしく思います。ブリヂストンは、これまで、レースに掛ける情熱、勝つ情熱を絶やすことなく、極限の状況で挑戦を繰り返すモータースポーツにおいて、「タイヤは生命を乗せている」を大原則に安心・安全を守り、クルマ、ドライバー、チームの最高のパフォーマンスを足元から支えてきました。この「極限への挑戦」は、タイヤメーカーとしての「原点」であり、プレミアムタイヤビジネスをグローバルに展開する基盤となっています。次のステージへ向けても、極限に挑戦し続け、すべての瞬間で断トツを追い求める情熱をコアとして、サステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツタイヤの開発を進めていきます。今回のFIAフォーミュラE選手権へのタイヤ供給の中核となるのは、EV時代の新たなプレミアムと位置づけ、「究極のカスタマイズ」を実現する商品設計基盤技術ENLITEN®※1の強化拡大です。FIAとのタイヤ供給契約を通じて、2026‐2027シーズンのフォーミュラEへタイヤを供給することを楽しみにしています。私たちブリヂストンは、これまでも、そしてこれからもずっとモータースポーツに限りなき情熱を注いでいきます」
ブリヂストンにとっては、2010年にF1から撤退して以来のシングルシーター世界選手権へのタイヤ供給となる。
Gen3車両の最終年となる2025/2026シーズンまではハンコックがタイヤを製造し、Gen4車両へと置き換わる2026/2027シーズン(シーズン13)にブリヂストンにバトンタッチする。
ハンコックのタイヤは硬すぎて大きな熱を発生させることができないとしてドライバーから苦情を受けており、 シーズン9では、タイヤが鳴く不快な音が常態化していた
ブリヂストンの申請承認は、FIA世界モータースポーツ評議会によって発表された。また、シーズン13からフォーミュラEにタイヤを供給するメーカーが発表されただけでなく、Gen4のシャシーとバッテリーを製造するメーカーも決定した。
ポディウム・アドバンスド・テクノロジーズがGen4バッテリーを生産し、マレリがフロントパワートレインの生産を担当する予定だ。シャシーに関しては、スパーク・レーシング・テクノロジーズ・グループが引き続き生産する。彼らは2014年にフォーミュラEが誕生して以来、すべてのシャシーを担当してきた。
FIAは、「提出された入札の徹底的な分析により、各製品の技術仕様、製造能力、イベントでのサポート案など、さまざまな側面から評価し、それぞれの候補者の施設の視察を行った」結果、フォーミュラEのテザーを各社に提供することを決定したと述べている。
2027年までのF1タイヤサプライヤーとして入札に参加していたブリヂストンが注目を集めたのは当然だろう。ピレリが新たな契約を獲得したため、日本のタイヤメーカーは落選した。
フォーミュラEでは、ブリヂストンは「ベースライン」ラバーと「タイフーン」ラバーの2種類のコンパウンドを生産する。後者は「激しい雨のときに必須」となり、大半の時間は「ベースライン」ラバーが使用される。ベースラインラバーは溝付きの全天候型タイヤで、「小雨時に安全なレースを行うために十分なグリップを保証しなければならない。
2014年以来、全天候型ゴムのみが使用されてきたため、2種類のタイヤコンパウンドが用意されるのはフォーミュラE史上初となる。
カテゴリー: F1 / ブリヂストン / フォーミュラE
今回決定したブリヂストンのフォーミュラEへのタイヤ供給は、2026-2027シーズンから2029-2030シーズンの4年間を期間とし、同社のサステナブルなグローバルモータースポーツ活動の中核となる。
ブリヂストンは、フォーミュラEへのタイヤ供給契約を通して、サステナブルな技術を磨き、タイヤを「創る」「使う」、原材料に「戻す」のバリューチーン全体でイノベーションを加速させていく。さらに、同社の使命である「最高の品質で社会に貢献」の下、サステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツ活動を起点として、モビリティの未来になくてはならない存在となることを目指すと共に、持続可能な社会の実現へも貢献していく。
石橋秀一(社ブリヂストン 代表執行役Global CEO)
「ブリヂストンモータースポーツ活動60周年を迎えた今年に、FIA世界選手権に名を連ねるグローバルモータースポーツに復帰し、2026-2027シーズンよりフォーミュラEへのタイヤ供給という新たな挑戦に臨めることを大変うれしく思います。ブリヂストンは、これまで、レースに掛ける情熱、勝つ情熱を絶やすことなく、極限の状況で挑戦を繰り返すモータースポーツにおいて、「タイヤは生命を乗せている」を大原則に安心・安全を守り、クルマ、ドライバー、チームの最高のパフォーマンスを足元から支えてきました。この「極限への挑戦」は、タイヤメーカーとしての「原点」であり、プレミアムタイヤビジネスをグローバルに展開する基盤となっています。次のステージへ向けても、極限に挑戦し続け、すべての瞬間で断トツを追い求める情熱をコアとして、サステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツタイヤの開発を進めていきます。今回のFIAフォーミュラE選手権へのタイヤ供給の中核となるのは、EV時代の新たなプレミアムと位置づけ、「究極のカスタマイズ」を実現する商品設計基盤技術ENLITEN®※1の強化拡大です。FIAとのタイヤ供給契約を通じて、2026‐2027シーズンのフォーミュラEへタイヤを供給することを楽しみにしています。私たちブリヂストンは、これまでも、そしてこれからもずっとモータースポーツに限りなき情熱を注いでいきます」
ブリヂストンにとっては、2010年にF1から撤退して以来のシングルシーター世界選手権へのタイヤ供給となる。
Gen3車両の最終年となる2025/2026シーズンまではハンコックがタイヤを製造し、Gen4車両へと置き換わる2026/2027シーズン(シーズン13)にブリヂストンにバトンタッチする。
ハンコックのタイヤは硬すぎて大きな熱を発生させることができないとしてドライバーから苦情を受けており、 シーズン9では、タイヤが鳴く不快な音が常態化していた
ブリヂストンの申請承認は、FIA世界モータースポーツ評議会によって発表された。また、シーズン13からフォーミュラEにタイヤを供給するメーカーが発表されただけでなく、Gen4のシャシーとバッテリーを製造するメーカーも決定した。
ポディウム・アドバンスド・テクノロジーズがGen4バッテリーを生産し、マレリがフロントパワートレインの生産を担当する予定だ。シャシーに関しては、スパーク・レーシング・テクノロジーズ・グループが引き続き生産する。彼らは2014年にフォーミュラEが誕生して以来、すべてのシャシーを担当してきた。
FIAは、「提出された入札の徹底的な分析により、各製品の技術仕様、製造能力、イベントでのサポート案など、さまざまな側面から評価し、それぞれの候補者の施設の視察を行った」結果、フォーミュラEのテザーを各社に提供することを決定したと述べている。
2027年までのF1タイヤサプライヤーとして入札に参加していたブリヂストンが注目を集めたのは当然だろう。ピレリが新たな契約を獲得したため、日本のタイヤメーカーは落選した。
フォーミュラEでは、ブリヂストンは「ベースライン」ラバーと「タイフーン」ラバーの2種類のコンパウンドを生産する。後者は「激しい雨のときに必須」となり、大半の時間は「ベースライン」ラバーが使用される。ベースラインラバーは溝付きの全天候型タイヤで、「小雨時に安全なレースを行うために十分なグリップを保証しなければならない。
2014年以来、全天候型ゴムのみが使用されてきたため、2種類のタイヤコンパウンドが用意されるのはフォーミュラE史上初となる。
カテゴリー: F1 / ブリヂストン / フォーミュラE