BMW、ハイドフェルドが2位表彰台

2008年3月17日
2位表彰台を獲得したハイドフェルド(画像)
BMWは、2008年シーズンのスタートとなる開幕戦オーストラリアGPで、ニック・ハイドフェルドが2位表彰台を獲得。好スタートをきった。

BMWは、ロバート・クビサが2番グリッド、ニック・ハイドフェルドが5番グリッドからのスタート。セーフティカーが3度も導入される荒れたレースとなったが、ハイドフェルドはピットストップをうまく切り抜け、見事、初戦を2番手でフィニッシュ。貴重な8ポイントを獲得した。

対照的にクビサは、セーフティカーに悩まされるレース結果となった。戦略変更が裏目に出て、順位を落とし、3度目セーフティカーで中嶋一貴と接触し、リタイアとなった。

スーパーアグリ、残念ながらダブル・リタイア

2008年3月16日
中嶋一貴とのバトルも見せた佐藤琢磨(画像)
一時は参戦も危ぶまれていたスーパーアグリだが、2008年開幕戦オーストラリアGPに2台のSA08Aが並んだ。しかし結果は、残念ながら佐藤琢磨、アンソニ・デビッドソンともにリタイアとなった。

18番グリッドのエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)がピットスタートとなり、琢磨、デビッドソンはそれぞれ、19、21番手と奇数グリッドからレースをスタート。しかし、デビッドソンは、1コーナーの混乱にが巻き込まれて1周目でリタイアとなった。

琢磨は11番手に順位を上げ、背後のグロックからのリードを保ちつつ、周回を重ねる。しかし惜しくも、14周目にかわされて、12番手に後退。

26周目、デビッド・クルサード(レッドブル)のクラッシュで、セーフティカーが導入される。琢磨はピットが閉鎖される直前の、絶妙のタイミングでピットインを済ませた。しかし32周目、トラブルによりコース脇に自らマシンを止めレースを終えた。

ホンダ、バリチェロが6位完走も失格

2008年3月16日
RA108で力強いパフォーマンスを見せたホンダ(画像)
ホンダにとっての2008年シーズンは不運なスタートとなった。

開幕戦オーストラリアGPの決勝レースは、ゴールまでたどり着いたマシンがわずか7台というサバイバルレース。その中でHonda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは、6位でフィニッシュするも、ピットレーンでの赤信号無視の違反で、失格に終わった。

ジェンソン・バトンは、スタート直後にセバスチャン・ベェテル(トロ・ロッソ)との接触し、リアサスペンションにダメージを受けて1周目でリタイアとなった。

中嶋一貴、6位入賞&ポイント獲得!

2008年3月16日
開幕戦でポイントを獲得した中嶋一貴(画像)
中嶋一貴は16日、F1開幕戦オーストラリアGPの決勝レースで見事6位入賞、3ポイントを獲得という結果を残した。

名門ウィリアムズのレギュラードライバーとしてF1に参戦する今シーズン。初レースを13番手からのスタートした中嶋一貴は、スタート直後の接触でフロントウィングを破損。ピットストップを余儀なくされ順位を下げるが、ワンストップに作戦を変更し追い上げを見せる。一時は7番手まで順位をあげるが、3度目のセーフティカー導入時にBMWのロバート・クビサと接触。再びピットストップ。これにより9番手まで順位を下げるが、前を走る2台のマシンがストップし、最終的に7位でフィニッシュ。

レース後、6位のルーベンス・バリチェロが失格処分となったため、6位に順位をあげ、F1での初ポイントとなる3ポイントを獲得した。

ルノー、アロンソが見事な走りで4位入賞

2008年3月16日
ルノー復帰戦を4位で飾ったフェルナンド・アロンソ(画像)
ルノーの2008年シーズンのスタートは、今年ルノーに復帰したアロンソの健闘により、ポジティブな結果となった。

波乱のレース展開となったオーストラリアGP。11番手からのスタートとなったフェルナンド・アロンソは、セーフティカー導入による戦略の不利をも覆す圧巻の走り。レース最終周まで続いたマクラーレンのヘイキ・コバライネンと激しいバトルを制し、堂々の4番手でフィニッシュした

一方、デビューレースとなったネルソン・ピケJr.は、レース序盤での衝突により、マシンのリアにダメージを負い、最終的にリアイアという結果に終わった。

バリチェロ、レース失格処分

2008年3月16日
ピットアウト時の赤信号無視で失格とったバリチェロ(画像)
ホンダのルーベンス・バリチェロは、赤信号でピットアウトしたことにより、オーストラリアGPを失格となった。ホンダは貴重なポイントを失った。

6番手でレースを終えたバリチェロだが、赤ランプ点灯中にピットを出たことにより、スチュワードより失格の処分を受けた。これにより、9番手扱いだったライコネンが8位となり、ポイントを獲得することとなった。

フォース・インディア、失望の初レース

2008年3月16日
1コーナーでレースを終えたフィジケラ(画像)
フォース・インディアにとって、初めてのグランプリは失望のレースとなってしまった。

2008年の開幕を告げるオーストラリアGP決勝。ジャンカルロ・フィジケラのレースは、開始からわずか数百メートルで終了した。1コーナーでフィジケラのマシンは、トヨタのティモ・グロックと接触し宙を舞った。一方、ピットからのスタートとなったエイドリアン・スーティルも、ハイロドリックのトラブルによりレースを終えることになった。

F1開幕戦オーストラリアGP 決勝:ハミルトンが優勝

2008年3月16日
F1開幕戦を制したのはハミルトン(画像)
2008年F1開幕戦オーストラリアGPが16日、メルボルンのアルバートパーク・サーキットで開催された。

スタート直後の1コーナーでの多重クラッシュなど、オープニングラップ直後に5台のマシンがリタイアしたのを皮切りに、3度のセーフティーカーが入る大波乱のレースとなった開幕戦。最終的にチェッカーを受けたマシンは実に7台というサバイバルレースとなった。

そんな大荒れのレースを制したのは、ポールポジションからスタートしたマクラーレンのルイス・ハミルトン。スタートから終始、危なげないレース運びで勝利を手にした。2位には、BMWのニック・ハイドフェルド、3位にはウィリアムのニコ・ロズベルグが入った。

4位はルノーのフェルナンド・アロンソ、5位はマクラーレンのヘイキ・コバライネン、6位にはホンダのルーベンス・バリチェロが入った。ただし、バリチェロは、ピットアウト時に赤信号でコースに復帰したため、現在、審議にかけられている。

注目の日本人ドライバー、中嶋一貴は7番手でフィニッシュ。見事、開幕戦でポイントを獲得した。

ティモ・グロック、10グリッド降格のペナルティ

2008年3月16日
10グリッド降格が決まったトヨタのティモ・グロック(画像)
トヨタのティモ・グリックは、オーストラリアGPの決勝レースで、2つの5グリッドペナルティが科せられ、10グリッド降格となった。1つは予定外のギアボックス交換、もう1つは予選でのドライバー妨害。

2008年シーズンは、ギアボックスを4戦連続で使用することがレギュレーションで定められた。グロッグは、予選前のフリー走行で問題を抱え、ギアボックスの交換せざるを得なかった。

さらにグロックは、メルボルンのスチュワードより、予選中のマーク・ウェバー(レッドブル)の走行を妨げた判断された。
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