F1開幕戦:オーストラリアGP決勝 (ドライバーコメント)

2008年3月17日
2008年オーストラリアGP決勝 ドライバーコメント
2008 FORMULA 1 ING AUSTRALIAN GRAND PRIX (Melbourne)

1位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「素晴らしい気分だ。シーズンと僕のチャンピオンシップへの挑戦のスタートとしては夢のようだ。ヘイキ(・コバライネン)と一緒に表彰台に上がれなかったのは残念だ。1-2フィニッシュならチームにとって大きなお返しになっただろうからね。ニコ(・ロズベルグ)とはチームMBM(メルセデス-ベンツ・マクラーレン)のカート時代以来、一緒に表彰台に上ってなかったので嬉しいね。はじめから僕がコントロールしたスーパーレースだった。プレッシャーはなかったし、安定したペースで走ることができた。自分がリードしている状況は常に理想的だった。3度もセ−フティカーの導入して、リラックスする時間はなかったよ。全体の状況は僕が初優勝した去年のカナダのようだった。僕たちは絶えず作戦を変更しなければならなかったが、戦略家はずっと素晴らしかった。チームが素晴らしい仕事をしてくれたので、マシンのドライビングは最高だった。今年は去年より準備ができているし、それは僕自身とチームにとって重要なことだ。これからも激しくプッシュし続けるよ。」

2位 ニック・ハイドフェルド (BMW)
「僕にとって素晴らしいシーズンのスタートとなった。チームは、F1.08が抱えていた問題を解決するために、とても一生懸命に作業した。僕たちは絶えずに進歩しているし、まだマシンのポテンシャルの全てを引き出していない。スタートではホイールスピンしすぎて、後ろにいたニコ・ロズベルグを抑えることができなかった。彼よりも早いピットストップになると予想していたので難しいレースになると思った。しかし、僕たちは同じ周にピットストップし、僕たちのクルーは、僕が彼の前に出れるように本当に素晴らしい仕事をしてくれた。2回目のピットストップでは、幸運にもセーフティカーがすぐに退場しなかったので、計画通りに燃料を補給することができた。最後のスティントでは、オプションタイヤを使い切らないように注意しなければならなかった。全体的に、トラクションコントロールのない最初のレースは。予想していたより難しくはなかったね」

3位 ニコ・ロズベルグ (ウィリアムズ)
「本当に、本当に幸せだ。F1の表彰台に上がることは本当に素晴らしい気分だ。ここに来るまでの間、冬にわたってチーム全体の懸命な働きは素晴らしかった。彼らは素晴らしい仕事をしたし、本当に多くの進歩を遂げた。僕は今日、持てる力すべてを出し切ったけど、暑い中でのストリートサーキットでのタフなレースはだったし、簡単にはいかなかった。この素晴らしい結果にチームに感謝しているし、ウィリアムズとともに成長できるという感覚は、僕にとって本当に自信に励みになる。このポジションに来るために僕を支えてくれた父にも感謝したい。僕たちはとてもしっかりしたクルマが持っているし、開発もうまくいっている。しかし、まだ始まったばかりだから、あまり興奮しないようにしたい」

マクラーレン、ハミルトンがポール・トゥ・ウィン

2008年3月17日
2008年の開幕戦を制したルイス・ハミルトン
マクラーレンのルイス・ハミルトンが、2008年開幕戦オーストラリアGPを制した。

15台がリタイアという波乱のレース展開であったが、ポール・ポジションからスタートしたルイス・ハミルトンは終始危なげない走りでレースをコントロール。トップチェッカーを受けた。

ヘイキ・コバライネンも競争力のある走りで一時は2番手ポジションを走行していたが、セーフティカーに阻まれ順位を落とした。終盤には、一時4番手まで浮上したが、ピットレーン用のスピードリミッターを押してしまうというミスを犯し、アロンソに交わされて5番手でフィニッシュした。

BMW、ハイドフェルドが2位表彰台

2008年3月17日
2位表彰台を獲得したハイドフェルド(画像)
BMWは、2008年シーズンのスタートとなる開幕戦オーストラリアGPで、ニック・ハイドフェルドが2位表彰台を獲得。好スタートをきった。

BMWは、ロバート・クビサが2番グリッド、ニック・ハイドフェルドが5番グリッドからのスタート。セーフティカーが3度も導入される荒れたレースとなったが、ハイドフェルドはピットストップをうまく切り抜け、見事、初戦を2番手でフィニッシュ。貴重な8ポイントを獲得した。

対照的にクビサは、セーフティカーに悩まされるレース結果となった。戦略変更が裏目に出て、順位を落とし、3度目セーフティカーで中嶋一貴と接触し、リタイアとなった。

スーパーアグリ、残念ながらダブル・リタイア

2008年3月16日
中嶋一貴とのバトルも見せた佐藤琢磨(画像)
一時は参戦も危ぶまれていたスーパーアグリだが、2008年開幕戦オーストラリアGPに2台のSA08Aが並んだ。しかし結果は、残念ながら佐藤琢磨、アンソニ・デビッドソンともにリタイアとなった。

18番グリッドのエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)がピットスタートとなり、琢磨、デビッドソンはそれぞれ、19、21番手と奇数グリッドからレースをスタート。しかし、デビッドソンは、1コーナーの混乱にが巻き込まれて1周目でリタイアとなった。

琢磨は11番手に順位を上げ、背後のグロックからのリードを保ちつつ、周回を重ねる。しかし惜しくも、14周目にかわされて、12番手に後退。

26周目、デビッド・クルサード(レッドブル)のクラッシュで、セーフティカーが導入される。琢磨はピットが閉鎖される直前の、絶妙のタイミングでピットインを済ませた。しかし32周目、トラブルによりコース脇に自らマシンを止めレースを終えた。

ホンダ、バリチェロが6位完走も失格

2008年3月16日
RA108で力強いパフォーマンスを見せたホンダ(画像)
ホンダにとっての2008年シーズンは不運なスタートとなった。

開幕戦オーストラリアGPの決勝レースは、ゴールまでたどり着いたマシンがわずか7台というサバイバルレース。その中でHonda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは、6位でフィニッシュするも、ピットレーンでの赤信号無視の違反で、失格に終わった。

ジェンソン・バトンは、スタート直後にセバスチャン・ベェテル(トロ・ロッソ)との接触し、リアサスペンションにダメージを受けて1周目でリタイアとなった。

中嶋一貴、6位入賞&ポイント獲得!

2008年3月16日
開幕戦でポイントを獲得した中嶋一貴(画像)
中嶋一貴は16日、F1開幕戦オーストラリアGPの決勝レースで見事6位入賞、3ポイントを獲得という結果を残した。

名門ウィリアムズのレギュラードライバーとしてF1に参戦する今シーズン。初レースを13番手からのスタートした中嶋一貴は、スタート直後の接触でフロントウィングを破損。ピットストップを余儀なくされ順位を下げるが、ワンストップに作戦を変更し追い上げを見せる。一時は7番手まで順位をあげるが、3度目のセーフティカー導入時にBMWのロバート・クビサと接触。再びピットストップ。これにより9番手まで順位を下げるが、前を走る2台のマシンがストップし、最終的に7位でフィニッシュ。

レース後、6位のルーベンス・バリチェロが失格処分となったため、6位に順位をあげ、F1での初ポイントとなる3ポイントを獲得した。

ルノー、アロンソが見事な走りで4位入賞

2008年3月16日
ルノー復帰戦を4位で飾ったフェルナンド・アロンソ(画像)
ルノーの2008年シーズンのスタートは、今年ルノーに復帰したアロンソの健闘により、ポジティブな結果となった。

波乱のレース展開となったオーストラリアGP。11番手からのスタートとなったフェルナンド・アロンソは、セーフティカー導入による戦略の不利をも覆す圧巻の走り。レース最終周まで続いたマクラーレンのヘイキ・コバライネンと激しいバトルを制し、堂々の4番手でフィニッシュした

一方、デビューレースとなったネルソン・ピケJr.は、レース序盤での衝突により、マシンのリアにダメージを負い、最終的にリアイアという結果に終わった。

バリチェロ、レース失格処分

2008年3月16日
ピットアウト時の赤信号無視で失格とったバリチェロ(画像)
ホンダのルーベンス・バリチェロは、赤信号でピットアウトしたことにより、オーストラリアGPを失格となった。ホンダは貴重なポイントを失った。

6番手でレースを終えたバリチェロだが、赤ランプ点灯中にピットを出たことにより、スチュワードより失格の処分を受けた。これにより、9番手扱いだったライコネンが8位となり、ポイントを獲得することとなった。

フォース・インディア、失望の初レース

2008年3月16日
1コーナーでレースを終えたフィジケラ(画像)
フォース・インディアにとって、初めてのグランプリは失望のレースとなってしまった。

2008年の開幕を告げるオーストラリアGP決勝。ジャンカルロ・フィジケラのレースは、開始からわずか数百メートルで終了した。1コーナーでフィジケラのマシンは、トヨタのティモ・グロックと接触し宙を舞った。一方、ピットからのスタートとなったエイドリアン・スーティルも、ハイロドリックのトラブルによりレースを終えることになった。
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