F1アメリカGP スプリント ハイライト動画:角田裕毅が7位入賞

タイトル争いのライバルであるランド・ノリスとオスカー・ピアストリが、1周目のターン1でザウバーのニコ・ヒュルケンベルグと接触しリタイアする波乱の展開の中、フェルスタッペンはスプリントポールから危なげない走りで首位を守り切った。
序盤はメルセデスのジョージ・ラッセルがプレッシャーをかけたものの、フェルスタッペンは冷静に対応。終盤にかけては後続を突き放し、スプリント10勝目を記録した。
レース開始直後には、ヒュルケンベルグ、ピアストリ、ノリスの3台がターン1で接触。マクラーレンの2台は揃ってリタイアに終わった。
この混乱の中でラッセルが6番手から2番手に浮上し、ウィリアムズのカルロス・サインツが3番手に続いた。フェラーリ勢のルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが4番手・5番手につけ、上位陣は序盤から大きく入れ替わる展開となった。
ターン1の混乱で明暗、角田裕毅は見事な追い上げ
1周目のターン1での多重クラッシュは、レースの流れを一変させた。イン側のラインで前を避けた角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、混乱の中で冷静な判断を見せ、スタート直後にポジションを大きく上げた。混乱をすり抜けた角田裕毅は、接触を免れて中団グループの上位へ浮上。クリーンなスタートを決め、序盤から力強い走りを見せた。
その後も角田裕毅は安定したペースを維持し、着実にポジションをキープ。チームメイトのフェルスタッペンが独走する中で、レースを通じて堅実な走りを見せ、スプリントでの貴重な経験を積んだ。
タイトル争いの分岐点、フェルスタッペンが主導権を握る
フェルスタッペンはこの勝利でチャンピオンシップ争いに再び勢いをつけた。一方、ノリスとピアストリのダブルリタイアはマクラーレンにとって痛恨の結果であり、チームの士気にも影響を及ぼした。
角田裕毅の堅実な走りは、レッドブル・レーシングにとって明るい材料となり、日曜の決勝に向けて勢いをつける内容だった。
フェルスタッペンの独走とマクラーレン勢の脱落──この対照的な結果が、2025年のタイトル争いに新たな流れを生んだ。
カテゴリー: F1 / F1アメリカGP / F1動画