F1アメリカGP 決勝 統計まとめ:フェルスタッペン圧勝の裏に隠れた数字

日曜のCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)での決勝を通して見えてきたのは、チャンピオンシップ争いの変化や、チームごとの勢いの明暗だ。ここでは、その興味深い統計をまとめて紹介する。
■ フェルスタッペンはアメリカで7回のグランプリ優勝を達成した史上初のドライバーとなった(オースティンで4勝、マイアミで2勝、ラスベガスで1勝)。
■ フェルスタッペンは過去5戦で獲得可能な133ポイント中、119ポイントを獲得した。
■ わずか6戦前のハンガリーGPでは、フェルスタッペンは優勝者から1分12秒遅れでフィニッシュしていた。
■ フェルスタッペンのチャンピオンシップでのポイント差は40点。わずか4戦前にはその差が104点だった。
■ 今季のグランプリでは、これで5戦連続してポールポジションからの優勝となり、その間の294周のうち281周を勝者がリードしている。
■ フェルスタッペンのキャリア通算表彰台回数は122回となり、セバスチャン・ベッテルと並んで歴代3位となった。
■ フェルスタッペンは5戦連続で表彰台を獲得。今季最初の14戦ではわずか5回しか表彰台に上っていなかった。
■ マクラーレンのランド・ノリスはP2でフィニッシュし、今季15回目の表彰台。これは今シーズン最多の記録である。
■ ノリスはチームメイトのオスカー・ピアストリとの差を14ポイントに縮めた。
■ フェラーリのシャルル・ルクレール(P3)は、これで1年間レース勝利から遠ざかっている(最後の勝利は2024年のオースティン)。
■ フェラーリにとっては、6戦ぶりの表彰台となった。
■ ルクレールは今季まだ未勝利のドライバーの中でランキング最上位(5位)に位置している。

■ ルイス・ハミルトンはフェラーリでP4フィニッシュ。これで19戦連続で表彰台を逃し、チームの新記録を樹立した。
■ ハミルトンがグランプリで4位に入るのは今季4回目。
■ ハミルトンはこれまでF1シーズンで5回以上の表彰台を逃したことがないが、2025年はまだ0回。
■ ピアストリはP5でフィニッシュし、直近3戦で表彰台なし(この間に22ポイントを獲得)。
■ メルセデスのジョージ・ラッセルはP6でゴール。これは2024年大会でピットレーンスタートから同順位を得た時と同じ結果。
■ レッドブルの角田裕毅はP7でフィニッシュし、COTAでの自己最高位を更新した。
■ 角田は直近3戦で16ポイントを獲得(今季前半16戦では12ポイントにとどまっていた)。
■ キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグはP8でフィニッシュ。これはシルバーストンでの表彰台以来のポイント獲得となった。
■ ヒュルケンベルグはドライバーズ選手権で9位に浮上し、自己シーズン最高位に並んだ。
■ ヒュルケンベルグはオースティンで2年連続8位フィニッシュ。
■ ザウバーにとっても、ヒュルケンベルグが在籍していた2013年以来のCOTA最高リザルト(当時は6位)。

■ P9でフィニッシュしたオリバー・ベアマンにより、ハースは母国レースで2年連続のポイント獲得を果たした。
■ ベアマンは今季2戦連続で9位フィニッシュ。
■ アストンマーティンのフェルナンド・アロンソはP10でゴールし、今季8回目のポイント獲得。
■ レーシングブルズはリアム・ローソンのP11が最高位で、2戦連続のノーポイント(5戦連続入賞の後)。
■ メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリ(P13)は、今季3回目のファステストラップを記録した。
■ ウィリアムズのカルロス・サインツJr.は決勝唯一のリタイア。前日のスプリントでは3位を獲得していた。
■ チームメイトのアレクサンダー・アルボンはP15でフィニッシュ。ウィリアムズにとってはハンガリー以来のノーポイントレースとなった。
カテゴリー: F1 / F1アメリカGP