フェラーリF1育成のカラム・アイロット、アルファロメオF1のリザーブドライバーに就任…F1ポルトガルGPのFP1に出走
フェラーリF1の育成ドライバーであるカラム・アイロットが、アルファロメオF1のリザーブドライバーに就任。F1ポルトガルGPのFP1セッションでプラクティスデビューを果たす。

今週末のF1ポルトガルGPでは、アルファロメオF1のリザーブドライバーを務めるロバート・クビサが他のカテゴリーでのレース参戦で担当できないため、22歳のカラム・アイロットがリザーブとして待機する。

カラム・アイロットは、昨年のFIA-F2で角田裕毅を上回るランキング2位でシーズンを終えたが、2021年のフルタイムのF1シートを獲得できなかった。それでも、フェラーリF1のテストドライバーに就任し、今季はフェラーリからGTレースに参戦する。

カラム・アイロットは、昨年のF1アイフェルGPでFP1出走が予定されていたが、ニュルブルクリンクが悪天候に見舞われてキャンセルとなったため、今週末のポルトガルGPのフリー走行1回目での出走はカラム・アイロットにとってグランプリ週末デビューとなる。

フェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーであるカラム・アイロットは、すでにアルファロメオF1でのある程度の経験があり、2019年にチームと初テストを実施し、2020年のシーズン終了後のアブダビテストでも再びマシンを走らせている。

「今シーズン、チームに加入できて本当にうれしいし、僕を信頼してくれたアルファロメオ・レーシングORLENとフェラーリ・ドライバー・アカデミーに感謝している」とカラム・アイロットはコメント。

「過去2年間でチームと行った2つのセッションは、F1チームの働き方に慣れることに非常に役立つし、アルファロメオ・レーシングORLENのリザーブドライバーの1人としての新しい役割にすぐに全力で取り掛かれると確信している。マシンに乗ってチームが進歩を続けるのを手伝うのが待ちきれない」

アルファロメオF1のチーム代表を務めるフレデリック・バスールは「我々のチームにカラムを迎えることをうれいく思う。ジュニアシリーズを通しての彼の旅は印象的なものであり、彼は間違いなくランクを駆け上がる最も才能のある若手ドライバーのひとりだ」とコメント。

「彼は以前に我々と一緒に仕事をしたことがあり、そのたびに彼の労働倫理と良いフィードバックのおかげで永続的な印象を残している。彼が、他のレーシングプログラムにとって様々な機会で利用できなくなるロバート・クビサの非常にポジティブな代役になることは間違いない」

「カラムには忙しいプログラムがあるが、今週末再び彼がコースに出るのを見るのが待ちきれない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / アルファロメオF1チーム