角田裕毅 F1将来問題「レッドブルの人間?それともホンダの人間?」

ハジャーは印象的なルーキーシーズンを送り、初表彰台を獲得。角田裕毅やレーシングブルズのチームメイト、リアム・ローソンを上回る走りを見せており、来季のマックス・フェルスタッペンの相棒に最有力とされている。
一方、角田裕毅はアゼルバイジャングランプリで予選6番手、決勝でも6位を獲得し、レッドブル加入後のベストリザルトを記録した。しかし、それでもシニアチーム残留には不十分と見られている。
「我々は、来年アイザック・ハジャーがマックス・フェルスタッペンのチームメイトになることは既に決まっていると思う。良いことは、角田裕毅が事実上レッドブルのドライバープログラムに残るために走っているということだ」とクラビッツはThe F1 Showポッドキャストで語った。
「それはモンツァでローラン・メキースが言っていたことでもある。つまり、角田裕毅が再びポイントを獲得できるドライバーかどうか、それとも彼を他チームに放出してアービッド・リンドブラッドを昇格させる時が来たのか、判断する十分な時間があるということだ」
「重要だったのはバクーの金曜日で、角田裕毅はこの新しいセットアップでテストを行い、それが機能した。ロングランで必要なことを見つけ出したんだ。タイヤのデグラデーションが高いシンガポールではテストになるだろう。これは角田裕毅がロングランで苦しんできた分野だからだ」
「シンガポールで角田裕毅が本当にタイヤの問題を克服したかどうかが証明されるだろう。しかし重要なのは、ショートランではうまくやったということだ。予選で6番手となり、それが決勝の位置につながった」
「よくやった角田裕毅、おかえり角田裕毅」

角田裕毅にレッドブルでの将来はあるのか?
クラビッツは角田裕毅がレッドブルに残る可能性を示しつつも、最終的には2026年にレーシングブルズへ戻り、かつてのチームメイト、ローソンと再びコンビを組むと見ている。
「角田裕毅はレッドブルの人間なのか、それともホンダの人間なのか?それが問題だ」とクラビッツは付け加えた。
「クリスチャン・ホーナーとヘルムート・マルコは常に角田裕毅はホンダと結びついていると感じていた。しかし角田裕毅は『いやいや、僕はレッドブルの人間だ。確かにホンダとのつながりはあるけど、レッドブルが望む以上にレッドブルの人間だ』と言っていた」
「問題は、メキース、そしてまだマルコ、そして恐らくアラン・パーメインが角田裕毅に将来があると考えるのか、それとも角田裕毅が来年アストンマーティン・ホンダでサードドライバーの役割を得るのか、ということだ。もしかしたらそれが彼の望む道なのかもしれない。つまり、ホンダの枠内に留まり、必ずしもレッドブルの枠内にいるわけではないということだ」
「私ならフェルスタッペンとハジャーをレッドブルに起用する。そして角田裕毅は恐らく降格すると思う。角田裕毅はシーズン終盤に強さを見せ、レーシングブルズも『さて、コンストラクターズでどこに終わるか分からない。どうせウィリアムズの後ろになるだろうし、ウィリアムズを倒したい。だったら角田裕毅を戻そう、彼が再びポイントを取っているのだから』と考えるだろう。そうしてレーシングブルズはローソンと角田裕毅のコンビになるだろう」
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