角田裕毅 F1日本決勝10位フィニッシュで母国グランプリ初入賞!
角田裕毅は、2024年F1第4戦日本GPの決勝を10位でフィニッシュ。母国の観客の前で鈴鹿サーキットのF1レースで初ポイントを獲得した。

晴天に恵まれて気温22度、路面温度40度まで上昇した鈴鹿サーキット。10番グリッドからミディアムタイヤでスタートした角田裕毅は、後続のソフトスタートのニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)とバルテリ・ボッタス(ザウバー)に喰われて12番手まで後退する。

直後に2コーナーでアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)とダニエル・リカルド(RB)がクラッシュリタイアで赤旗中断となる。

スタンディングでのリスタートにむけて角田裕毅はソフトタイヤに交換。その作戦が奏功し、ヒュルケンベルグのスタート失敗もあって順位を取り戻し、ハードに交換したジョージ・ラッセル(メルセデス)を抜いて9番手まで順位アップ。しかし、その後、ラッセルに抜かれて10番手に順位を戻す。

だが、ソフトタイヤが持たず、8周目にハードタイヤに交換して16番手でコースに復帰。1周前にタイヤ交換を行ったボッタスにアンダーカットを喰らってしまう。ボッタスがオーバーテイクを連発して逃げるなか、13周目にピエール・ガスリー(アルピーヌ)、17周目にはエステバン・オコン(アルピーヌ)を抜いて13番手に順位を上げる。

ローガン・サージェント(ウィリアムズ)を抜きあぐねていた角田裕毅だが、23周目にピットインしてハードに交換。一気に5台がピットに入ったこのタイミングで、サージェント、さらにはボッタスをピット作業を抜き去って11番手でコースに復帰。無線で「Thank you, guy」とクルーに感謝の言葉を口にした。

しばらく11番手で走行する角田裕毅。ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)はまだ2回目のピットストップをしておらず、実質10番手だったが、後ろからランス・ストロール(アストンマーティン)が迫っていたこともあり、34周目にヒュルケンベルグを豪快にオーバーテイクして10番手に浮上し、ポイント獲得にむけて逃げ打つ。ストロールはたまらずピットイン。

そこからは後続でバトルを展開するマシンを引き離して堅実なレースを展開。10位でチェッカーフラッグを受け、母国レースとしての初入賞を達成した。前戦オーストラリアから2戦連続のポイント獲得。ミッドフィールドをリードするドライバーとしてのステータスを維持した。

角田裕毅 日本GP F1

2024年F1 日本GP 決勝 結果・順位

1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2.セルジオ・ペレス(レッドブル)
3.カルロス・サインツ(フェラーリ)
4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
5.ランド・ノリス(マクラーレン)
6.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
7.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
8.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
9.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
10.角田裕毅(RB)
11.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
12.ランス・ストロール(アストンマーティン)
13.ケビン・マグヌッセン(ハース)
14.バルテリ・ボッタス(ザウバー)
15.エステバン・オコン(アルピーヌ)
16.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
17.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
DNF.周冠宇(ザウバー)
DNF.ダニエル・リカルド(RB)
DNF.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / F1日本GP / ビザ・キャッシュアップRB