ランス・ストロール トラックリミット違反でFIAから異例の3度の5秒加算
ランス・ストロールは、2026年F1第9戦イギリスGPでFIAから3度の5秒タイムペナルティを科される異例の裁定を受けた。レース中に合計6回のトラックリミット違反を犯し、規定に基づいて3回連続でペナルティが加算された。

アストンマーティンにとってイギリスGPは厳しい週末となり、ストロールは19位、チームメイトのフェルナンド・アロンソも18位に終わった。予選では4戦連続で最後列からのスタートとなるなど、苦戦が続いている。

3度の5秒ペナルティを受けた理由
F1では、決勝中のトラックリミット違反は3回まで警告扱いとなり、4回目以降は違反のたびに5秒のタイムペナルティが科される。

ストロールはレース序盤までに3回の違反を記録。その後もコース外走行を繰り返し、9周の間にさらに3回違反したことで、合計3回の5秒ペナルティを受けた。

最初のペナルティは33周目、最終コーナーのターン18(クラブ)での違反によるものだった。続いて35周目にはターン9(コプス)、42周目にはターン15(ストウ)でトラックリミットを超えたことが確認され、それぞれ5秒ずつ加算された。

スチュワードが示した裁定理由
ストロールの最後の違反について、スチュワードは映像や車載カメラ、マーシャリングシステムのデータを確認した結果、正当な理由なくコース外へ出たと判断した。

裁定書では「18号車は42周目のターン15で正当な理由なくコースを離れた。この違反はレース中6回目のトラックリミット違反であり、規定上は追加の5秒タイムペナルティが標準裁定となるため、それを適用した」と説明している。

ランス・ストロール(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

サインツJr.にも異例のレース後裁定
今回のイギリスGPでは、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.にも珍しい裁定が下された。

サインツJr.は当初12位でフィニッシュしたが、セーフティカー中に周回を戻す手順を誤ったとして、レース後に1周加算ペナルティを受け、最終順位は17位へ降格した。

スチュワードは、シルバーストン特有のピットレーン配置によって状況が複雑になったことは認めつつも、チーム側が対象車両ではないにもかかわらず周回を戻してしまったこと、さらにレースコントロールの対象車両リストを確認しなかったことの2点をミスとして指摘した。

今回のイギリスGPでは、ストロールへの3度のタイムペナルティとサインツJr.への1周加算という異例の裁定が相次いだ。いずれもFIAは既定の手順と競技規則に基づいて処分を下しており、レース後もスチュワードの判断が大きな話題となった。

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カテゴリー: F1 / ランス・ストロール / ホンダF1 / F1イギリスGP / アストンマーティンF1チーム