マーティン・ブランドル FIA説明に反論「F1セーフティカー規則は見直すべき」
マーティン・ブランドルは、F1イギリスGPがセーフティカー先導のまま終了したことについて、現行のセーフティカー規則は見直されるべきだと強く主張した。

FIAはレース後、「セーフティカー・イン・ディス・ラップ」の表示はソフトウェアエラーによる誤表示だったと説明したが、ブランドルは規則そのものにも問題があると指摘。周回遅れ車両の扱いを改善すれば、より良いレースフィニッシュが実現できるとの考えを示した。

何が起きたのか
終盤、マックス・フェルスタッペンのクラッシュによってセーフティカーが導入されると、タイミングモニターには「Safety Car In This Lap(この周でセーフティカー退去)」との表示が出され、最終ラップの再スタートが期待された。

しかし実際にはセーフティカーはピットへ戻らず、そのままレース終了。シャルル・ルクレールが今季初優勝を飾った一方で、観客や関係者には大きな混乱が広がった。

レース後、FIAは「周回遅れ車両の追い越し手順は規則どおり実施された」と説明。そのうえで、「Safety Car In This Lap」の表示はソフトウェアエラーによる誤表示だったと明らかにした。

ブランドル「規則を変えるべきだ」
FIAの説明を受けても、ブランドルは現行ルールそのものが改善されるべきだと主張した。

「規則に何と書いてあろうと、これは正しくない。特にスパのような長いサーキットでは、周回遅れのマシンが隊列を追い付くまで待たなければならないのは時間がかかりすぎる」

ブランドルは、本来このルールは周回遅れ車両を先頭争いの邪魔にならないよう排除するために導入されたものだと説明。その目的を果たす方法は、必ずしも現在の運用だけではないと訴えた。

「彼らを最後尾まで戻す必要はない。後方に下がらせるだけでも十分だ。ショーとしても、その方がいい」

規則の解釈にも疑問
ブランドルはFIA規則を読み上げながら、周回遅れ車両が実際に隊列最後尾へ到達するまで待つ必要があるとは条文に明記されていないと指摘した。

「規則には、周回遅れ車両が先頭集団を追い越した後、セーフティカーはライトを消灯すると書かれている。彼らは安全な速度で走行しなければならないともある。しかし、隊列最後尾まで戻らなければならないとは書かれていない」

「私が見る限り、1周待たなければならないという規定は見当たらない。もちろん他にも条文はあるが、いずれにしても、このルールは変更されるべきだ」

ファンのためにも改善を求める
ブランドルは、現地に集まった観客やテレビ観戦するファンの期待に応えるためにも、セーフティカー運用を見直す必要があると強調した。

「素晴らしい観客がいて、世界中の人たちがテレビやオンラインで観戦している。彼らはレースらしいフィニッシュを見る権利がある」

「赤旗にして再スタートする方法もあるが、手続きが多く時間もかかる。特に長いサーキットでは、周回遅れ車両の処理をもっと効率化し、セーフティカーの時間をこれ以上長引かせない方法を考えるべきだ」

今回の混乱を受け、FIAはソフトウェアエラーが誤表示の原因だったと説明している。一方でブランドルは、それとは別に現行規則そのものにも改善の余地があると指摘しており、今後セーフティカー運用や周回遅れ車両の扱いが議論される可能性が高まりそうだ。

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カテゴリー: F1 / FIA(国際自動車連盟) / F1イギリスGP