イアン・フィリップス
ヴァージン・レーシングは、2011年シーズンを前に経営陣を再編。ジョーダン、ミッドランド、フォース・インディアでコマーシャルディレクターを務めてきたイアン・フィリップスをF1に復帰させた。

ヴァージンは、2月7日に新車MVR-02を発表するが、それに先立ちイアン・フィリップスをCOO(最高執行責任者)として任命。昨年フォース・インディアを離れたイアン・フィリップスは、すでにバレンシアテストにチーフオペレーティングオフィサーとして参加している。

ヴァージンのCEO(最高経営責任者)だったグレアム・ロードンはチームプレジデントに就任。F1委員会およびFOTAで代表としてF1におけるチームの立場の強化に専念する。

グレアム・ロードンに代わってCEOに就任するのは、ヴァージンのタイトルスポンサーを務めるマルシア・モーターズのイギリス支社長のアンディ・ウェブ。またマルシア・モーターズのニコライ・フォメンコ社長がエンジニアリングディレクターに任命された。

ジョン・ブースは、チーム代表兼レーシング・ディレクターとして留任する。

ヴァージン・レーシングのダリル・イールズ会長は「取締役会は、チームが迅速かつ堅実に進歩するために、F1デビューシーズンにおけるチームの商業的・競技的運営のあらゆる側面を再検討し、分析した」とコメント。

「今日発表した人事異動は、マルシアの豊富な知識と経験とともに、2シーズン目を迎える我々に強力な基盤をもたらすだろう。我々は、チームとして野心的な計画の次のステップを迎えるが、このような強力な商業的・競技的リーダーシップをもつことは非常に幸運だと思う」

「さらに、マルシアの確固たるコミットメントのおかげで、今後2シーズン以降にわたってチームが大きな進歩をするための適切な人材やリソース、インフラを確保することができる。今後、チームがエキサイティングで実りある時間を過ごすことができると確信している」

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カテゴリー: F1 / ヴァージン