セバスチャン・ベッテル 「レーキコンセプトが異なるマシンは興味深い」
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セバスチャン・ベッテルは、“ハイレーキ”コンセプトを採用するフェラーリから、最近“ローレーキ”に切り替えたばかりのアウトンマーティンへと移籍し、まったく真逆の哲学のマシンをドライブすることになった。
レーキは、基本的にマシンのフロントとリアの車高の差を表す。レーキを基準にしてマシンをセットアップする方法は、生み出すダウンフォースレベルに様々な違いをもたらす。
セバスチャン・ベッテルは、特に“マシンを走らせる異なる哲学”によって“急な学習曲線”となると語るが、レーキだけでなく、他にも多くの違いを感じていると語る。
レーキ角の異なるフェラーリとアストンマーティンのマシンの違いについて「それが原因かどうかはわからに。他にもたくさんのことがあると思う」と語る。
「僕にとって興味深いことだ。そう言いっておこう。1つだけではない。ハイレーキのマシンに乗っていて、レーキを落とせば、メルセデスになるわけではない。あるいは、メルセデスのレーキを増やせばレッドブルになるわけではない。そうではないんだ。はるかに複雑だ。まとめなければならない要素はもっとたくさんある」
F1プレシーズンテストで20名のレースドライバーのなかで最初となる117周しか走り込めなかったセバスチャン・ベッテルは、アストンマーティンF1の最初の数レースは困難なものになりそうだ。
追加の問題としてはピレリが導入した昨年の構造よりも「頑丈」だと主張する新しいタイヤもある。
「誰にとっても主なエリアの1つだ」とセバスチャン・ベッテルは評価する。
「違ったタイヤだし、去年はもっと遅いのを目にしていた。明らかに、今年は19年のタイヤがもう存在しないため、比較することができなし、単純にクロスチェックすることはできない」
「僕たちにこれらのタイヤの周りにマシンをセットアップしようとしているけど、非常に異なっている。これまで走ったトラックは1つだけなので、次のトラックで確認しなければならない。新しいタイヤに対処しなければならないので、他のタイヤと比較しようとしても意味がないかもしれないけど、それらは異なっており、最初は少し遅いと思う」
カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / アストンマーティンF1チーム