セバスチャン・ベッテル F1
FIAは、F1アゼルバイジャンGPでルイス・ハミルトンと接触事故を起こしたセバスチャン・ベッテルにさらなるペナルティを科さないことを決定した。

F1アゼルバイジャンGPのセーフティカー中、セバスチャン・ベッテルはルイス・ハミルトンにブレーキテストをされたと考え、手で怒りを表しながらクルマを横付けし、さらに自分のクルマをぶつけた。

セバスチャン・ベッテルにはレース中に10秒のストップ&ゴー・ペナルティ、レース後には3点のパネルティポイントが科せられ、累積で9ポイントに達している。

FIAは、スチュワードが下した裁定を尊重しつつも、セバスチャン・ベッテルの行為が世界中のファンや競技者に与える影響、FIAのイメージおよびスポーツへの影響を懸念してベッテルから改めて意見を聞くことを決定した。

FIAは3日(月)、パリのFIA本部にセバスチャン・ベッテルを呼び、事故に関するミーティングを実施。会議にはフェラーリからはチーム代表のマウリツィオ・アリバベーネ、FIAからは会長のジャン・トッド、副会長のグラハム・ストーカー、書記長のピーター・バイエル、F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティング、副レースディレクター兼セーフティディレクターのローラン・メキースが参加した。

会議では詳細についての議論、事故に関するビデオとデータのさらなる調査が行われ、FIAによると、セバスチャン・ベッテルは全ての責任を認めたという。

セバスチャン・ベッテルはFIAとモータースポーツ界に謝罪。今後12ヶ月間でFIAの選手権(F2、ヨーロッパF3、F4)や様々なイベント、FIAスチュワードセミナーで教育活動をしていくことをコミットした。また、FIA会長のジャン・トッドは、今シーズン末まではセバスチャン・ベッテルに交通安全活動を宣伝させるべきではないと命じた。

FIAは、セバスチャン・ベッテルによる個人的な謝罪とその謝罪を公表することを誓約したこと、またフェラーリがFIAの価値と目的において共に取り組んでいくことでさらなるペナルティを科さないことに決定したと述べた。

しかし、ジャン・トッドは、セバスチャン・ベッテルの行為は重大な違反であり、ネガティブな結果の可能性もあったとして、あのような行為が繰り返されるようであれば、すぐにFIA国際法廷に委ねられると述べた。

ジャン・トッドは「トップレベルのスポーツは怒りが爆発する可能性のある激しい環境だ。だが、そのようなプレッシャーに穏やかに対処し、スポーツのレギュレーションを尊重するだけでなく、高尚なステータスに相応しいマナーで行動することがトップのスポーツマンの役割だ」とコメント。

「スポーツマンは、彼らの振る舞いが彼らを見上げている人々に影響を与えることを自覚していなければならない。彼らはヒーローであり、模範となるべき人物である。世界中の何百万人ものファンのためにそれに応じた振る舞いをしなければならない」

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / フェラーリ / FIA