セバスチャン・ベッテルが語るF1で極限のプレッシャーに直面した時の「自問」
F1で数々の成功を収めてきたセバスチャン・ベッテルは、キャリアの中で幾度となく極限のプレッシャーに直面してきた。4度の世界王者、53勝、57回のポールポジションという実績を持つ彼は、プレッシャーや緊張とどう向き合ってきたのか。その考えを『Entrepreneur Middle East』の取材で明かしている。

「プレッシャーや緊張、期待について話すなら、まず大事なのはオープンであることだ。なぜ今この緊張を感じているのか、なぜ前日は感じなかったのかを自分に問いかける必要がある」とベッテルは語った。

「それが強くなりすぎたら何が悪いのか? そして、どうすればそれをコントロールできるよう学べるのか? そうした問いを自分に投げかけるんだ」

ベッテルは、緊張やプレッシャーそのものを否定的には捉えていない。むしろ、それは前向きなサインだという。

「多くの人は『緊張しなければいいのに』と言う。でも実際には、緊張はいいものだ。必要なものでもある。準備ができている証拠だし、ワクワクしている証でもある。それを活かして、ポジティブな方向に使うことができる」

セバスチャン・ベッテル

一方で、プレッシャーへの対処法に万能な答えは存在しないとも強調する。

「これは本当に人それぞれだ。全員に当てはまるレシピなんて存在しない。人は皆違うし、パフォーマンスの出方も違う。必要とする環境も違う。だからこそ、極めて個人的なものなんだ」

F1でのキャリアを通じて、ベッテルは挫折や困難への向き合い方も学んできた。その経験は、引退後の人生にも生きているという。

「1つのシーズンの中ですら、浮き沈みはある。それでも前に進まなければならない」とベッテルは述べる。

「思い通りにいかないことや、逆風になることはたくさんある。外から見ればすべてが順調に進んでいるように見えるかもしれないが、実際は決してそうじゃない。見えない障害や課題がたくさんあって、それに対処し続けなければならない。F1は、その後の人生に向けた素晴らしい学びの場だった」

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル