マックス・フェルスタッペン F1ラスベガスGP予選「氷の上を走ってた感じ」
2025年F1ラスベガスGP予選で、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は2番手を獲得した。変化する天候のなかで進んだセッションはウェットコンディションとなり、ドライバーたちはグリップと視界の確保に苦しんだ。

フェルスタッペンはQ3でランド・ノリスに約0.3秒及ばず2番手となったが、「我々にとっては良い結果」と語り、困難な状況の中でフロントロウを確保できた点を前向きに捉えた。

極限のウェット、氷の上のようなコンディション
「本当に、本当に滑りやすかった。ドライでも滑りやすいのに、ウェットだと……楽しくはないと言える」

「僕はウェット走行は好きだけど、今日は氷の上を走っている感じだった。タイヤを少しでも機能させるのに時間がかかった」

フェルスタッペンはQ3でフルウェットからインターに切り替える流れが難しかったと振り返った。

「エクストリーム(フルウェット)では少し競争力があったと思うけど、路面が改善していくからインターに変えないといけない。とにかくグリップがほとんどなくて苦しんだ。最後のラップでは少しリスクを取ったけど、それでもトップ争いには全然足りなかった」

マックス・フェルスタッペン ラスベガスグランプリ

P2は「良い結果」 明日のレースへ前向き
「それでもフロントロウに並べるのは僕たちにとって良いこと。ラップ自体の感触は悪くなかったけど、ブレーキングポイントを合わせたり、タイヤの限界に乗せたりするのが本当に難しかった。でもやり切ったよ」

「明日は楽しみだ。イン側のグリップがどうかは分からないけど、様子を見よう」

視界ゼロのQ1「8秒は空けないと前が見えない」
フェルスタッペンはQ1で必要な“ギャップ”が大きくなった理由についても説明した。

「視界も本当に厳しかった。今のグラウンドエフェクト時代のマシンは、フロアから大量の水やスプレーを巻き上げるから、雨が降るととんでもない量になる」

「だから最低でも8秒は空けたい。多いのは分かっているけど、そうしないと本当に前が何をしているのか見えないんだ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / F1ラスベガスGP