フェルスタッペンがF1王座から陥落しても「彼の責任ではない」とアロンソ

現在43歳のアロンソとフェルスタッペンは16歳の年齢差があるが、両者の関係は良好であることが知られており、アロンソはフェルスタッペンを深く尊敬している。
スペインのメディア「DAZN」のインタビューで、アロンソはこう述べた。
「彼は毎年、自身最高のシーズンを送っている」
「昨年は最も優れたマシンではなかったのに、残り2~3戦を残してタイトルを獲った。今年は2番目でも3番目でもないマシンで戦っているのに、依然としてチャンピオン争いに加わっている」
「彼は常にトップレベルにいる。だが今は、レッドブルが彼にタイトル争いできるマシンを与えられるかが問題だ。ただ、マックスを疑うことは決してできない」とアロンソは続けた。
事実、2025年シーズンにおいて支配的な存在となっているのはマクラーレンであり、フェルスタッペンはドライバーズランキング3位。首位のオスカー・ピアストリとは約50ポイントの差がある。
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンの今年のタイトル獲得に対して悲観的な見方を示している。
「マックスが今年タイトルを獲るのは、もう現実的ではないと思う」とシューマッハはSky Deutschlandに語った。
「マックスは違いを生み出せるドライバーだが、それも常にというわけではない。マシンはその役目を果たしておらず、チームもそうだ。マックス一人でこれだけのギャップを長期にわたって埋めることはできない」
「マクラーレンの2人のドライバーが潰し合うようなことがない限り、彼に勝つチャンスはない」と続けた。
今週末のF1カナダGPについても、シューマッハはマクラーレンが再び優位に立つと見ている。
「もはや自滅でもしない限り、彼らは負けないだろう」
「バルセロナでは圧倒的だったし、今回もマクラーレンが最有力だ。もちろんレッドブルはタイヤに対してシビアな挙動を見せるから、カナダではマックスがもう少し近づく可能性はある。だがそれでも“万能型”のマクラーレンが最強であることに変わりはない」と語った。
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