F1:ミカ・ハッキネン、フェルスタッペンに同情「時速300キロのパンクには無力」
ミカ・ハッキネンは、F1アゼルバイジャンGPでタイヤ故障に見舞われたマックス・フェルスタッペンに同情。どのように感じたかを自身の経験を交えて説明した。

レースの大部分をリードしていたマックス・フェルスタッペンだが、残り5周でホームストレートで高速走行中にタイヤが故障してウォールにクラッシュ。優勝とファステストラップの26ポイントを失った。

ミカ・ハッキネンは、マックス・フェルスタッペンはクラッシュを防ぐために何もできなかったとし、事故の暴力的な性質はドライバーを乗客のように感じさせると語った。

「マックス・フェルスタッペンを気の毒に思う」とミカ・ハッキネンは Unibet のコラムに書いた。

「彼は3番グリッドから非常に強力なレースをしたが、メインストレートで最高速度でひどいタイヤ故障に見舞われた」

「ストレートに右に曲がったキンクがあり、それは左リアタイヤに負荷をかける。失敗した方のタイヤだ。問題が実際にタイヤ自体もしくはデブリによるパンクだったのかはピレリの調査結果を待つ必要がある。いずれにしてもF1にとっては気になるところだ」

「私もタイヤのパンクを経験したことがあるが、決して良い経験ではない。非常に突然で、暴力的で、時速300キロでパッセンジャーにする。1995年のオーストラリアGPでタイヤ故障が私を病院送りにした。1999年のドイツで全開走行中にタイヤが故障した」

「マシンのおかしいと感じたら、すぐにステアリングを修正しようとするものだが、最高速度でできることは本当に何もない」

ミカ・ハッキネンは、ランス・ストロールがレースの早い段階でトラックの同じ場所で同様の問題に見舞われたことを指摘し、別のサーキットで発生した場合、事態はさらに悪化していた可能性があると語った。

「マックスのタイヤの故障をより心配させているのは、ランス・ストロールが彼のアストンマーチンで同じ運命をたどり、この日で2回目だったことだ」とミカ・ハッキネンは続けた。

「両方のインシデントが同じ場所で最高速度で発生したという事実は、FIAがチームとピレリと共にすべてのデータを注意深く調べ、その理由を本当に理解しようとする必要があることを意味する」

「バクーでは両方のドライバーが単独で走行し、隣にマシンはいなかった。幸運にもスピンしてノーズセクションで壁にぶかったた。他のサーキットでは、この種の故障はより壊滅的な事故につながる可能性がある」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1