マックス・フェルスタッペン ル・マンでベッテルと共闘に前向き「小さな夢だ」

現時点で具体的な計画は存在しないものの、両者は数年前から「いつか一緒に走れたら」という構想を語り合ってきたという。実現には時間と条件が必要だが、4度のワールドチャンピオン同士による共闘は、将来的に現実味を帯びる可能性を秘めている。
ル・マン参戦は“正しい条件”が前提
フェルスタッペンは耐久レースへの関心を以前から公言しており、今季後半にはニュルブルクリンク24時間レースへの参戦も予定している。ル・マンへの挑戦については、準備に数カ月から数年単位の時間を要すると見られており、2026年はバルセロナ・カタルーニャGPと日程が重なるため不可能だ。
ベッテルは2022年限りでF1を引退後、WECポルシェのマシンをテストした経験を持つが、レース参戦には至らなかった。そのベッテルは、フェルスタッペンとの構想について次のように語っている。
「マックスとは定期的に連絡を取っているし、数年前に“もし実現できるなら、ル・マンを一緒に走ろう”と話したことがある」
「ちょっとした夢だ」
これを受け、バーレーンでのプレシーズン前に質問されたフェルスタッペンは、実現の条件を明確にした。
「ぜひやりたい。でももちろん、勝利を争える状況でなければならないし、正しいチームに所属している必要がある」
「現時点でいつ実現するかは分からない。でもフェルナンドは75歳まで走るって聞いているから、きっと一緒に走れる年とタイミングは見つかるはずだ」
アロンソも参戦に含み
このやり取りに対し、ル・マンを2018年と2019年に制しているフェルナンド・アロンソも独自の“条件”を提示した。
「私はル・マンで100%の勝率を持っている。もしもう一度やるなら、彼らは完璧な準備をしてこなければならない」
冗談めかしつつも、その言葉には本気のニュアンスがにじむ。
ベッテルの今後とレッドブルとの関係
一方でベッテルの将来については、レッドブルの若手育成プログラム責任者であるヘルムート・マルコの後任候補として名前が挙がっている。しかし本人は選択肢を限定するつもりはないようだ。
「過去があるからレッドブルには強い愛着がある。でも他のチームでも走った」
「どことも橋を燃やしたことはないし、今でもみんなと良い関係を保っている」
「その役割が何か、そして自分に合っているかどうか次第だ。やるなら自分がその気でなければならないし、何か心をくすぐる挑戦である必要がある」
ル・マンでのフェルスタッペン&ベッテルという構図は、今すぐ現実になる話ではない。しかし両者が“夢”として語り続けている限り、その可能性は消えていない。耐久レースの舞台で4冠同士が肩を並べる日が来れば、それはモータースポーツ史に残る瞬間となるだろう。
カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / セバスチャン・ベッテル / ル・マン24時間レース
