テオ・プルシェール メルセデスF1に開発ドライバーとして加入

F3およびF2でタイトルにあと一歩まで迫りながら逃した後、2023年にARTグランプリからF2王座を獲得。以降はザウバーのリザーブドライバーとしてFP1出走を経験し、インディカー参戦やプジョーからWECに挑戦するなど活動の幅を広げてきた。
今回の加入により、プルシェールはジョージ・ラッセル、アンドレア・キミ・アントネッリ、そしてF2時代のライバルであるフレデリック・ベスティと同じ体制に名を連ねることになる。
幼少期の憧れが現実に
プルシェールにとって今回の契約は単なる役職ではない。自宅のリビングでシルバーアローの栄光を見て育った少年が、今やその舞台裏でW17の開発を支える立場となった。
「ついにニュースを発表できてうれしい。メルセデスのデベロップメントドライバーとして加入できることをとても誇りに思い、感謝している」とプルシェールは語った。
「子どもの頃からこのチームがF1で勝つ姿を見てきた。今、その一員として働き、代表できることを光栄に思う」
さらに、
「この機会を与えてくれたすべての人に感謝している。最大限に活かしていく。ブラックリーでの仕事を始めよう」と意気込みを示した。

2026年はF1とWECの二刀流
2026年の活動はメルセデスでのシミュレーター業務にとどまらない。プルシェールはチーム・プジョー・トタルエナジーズからWECハイパーカークラスにフル参戦する予定で、F1開発業務と耐久レースを並行する。
高ダウンフォースのF1マシンを仮想空間で突き詰める一方、実戦では重量級ハイブリッドのプジョーを操る。異なるカテゴリーでの経験は、エネルギーマネジメントや戦略理解といった幅広い“語彙”をメルセデスにもたらすことになる。
2026年レギュレーションで勢力図が再編される中、飢えた王者の存在はメルセデスにとって重要な戦力となる可能性がある。シミュレーターの中での1周1周が、再浮上への布石となるか注目される。
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