デイモン・ヒル ウィリアムズF1のアンバサダー就任 1996年王者が再合流

ヒルは1990年代のウィリアムズ黄金期を支えた中心的存在だ。テスト兼リザーブドライバーとして2年間を過ごした後、1993年にレギュラードライバーへ昇格。同年ハンガリーGPで初優勝を飾ると、1994年にはコンストラクターズタイトル獲得に貢献した。
ドライバーズタイトルは最終戦でミハエル・シューマッハとの接触により惜しくも逃したが、1996年には8勝を挙げ、最終戦日本GPでの勝利によって悲願のワールドチャンピオンに輝いた。父グラハム・ヒルに続き、親子2代でF1王者となった初の例でもある。
ウィリアムズ在籍4年間で、ヒルは21勝、20回のポールポジション、19回のファステストラップを記録。英国ではBBCスポーツ・パーソナリティ・オブ・ザ・イヤーを2度受賞するなど、国民的英雄として高い人気を誇った。
歴史と未来をつなぐアンバサダー陣
2026年のウィリアムズは、強力なアンバサダー陣を揃える。1996年にヒルとチームメイトだったジャック・ビルヌーブ(1997年王者)は2年目のアンバサダー契約を継続。さらに、Wシリーズ3度のチャンピオンであり、インディNXTおよびLMP2でも勝利経験を持つジェイミー・チャドウィックも名を連ねる。
チャドウィックは、チームのF1アカデミー新加入ドライバーであるジェイド・ジャケのサポートと育成も担当する予定だ。
ヒルは今回の復帰について次のように語った。
「ウィリアムズは私にとって本当に特別な場所だ。キャリアを決定づける瞬間のいくつかはここで生まれた。このスポーツの一員となり、あのような成果を達成できたことを非常に幸運に思っている。アンバサダーとして戻ってくることは本当に光栄だ。チームの歴史を祝福し、そのレガシーと未来を支える機会になる」
チーム代表ジェームス・ボウルズもヒルの復帰を歓迎した。
「デイモンをアトラシアン・ウィリアムズF1チームのアンバサダーとして迎えられることは名誉だ。彼ほどこのチームを象徴する人物は多くない。デイモンは我々の歴史の中でも最も成功した時代を形作った存在であり、ウィリアムズでワールドチャンピオンとなり、今もチームにインスピレーションを与え続けるレガシーを残している。
ジェイミー・チャドウィックとジャック・ビルヌーブが引き続きアンバサダーを務めることも大変うれしく思う。彼らはウィリアムズが大切にしてきた歴史、扉を開き才能を育てる姿勢、そして再び最高峰で戦うという野心を体現している。彼らのような人物が前進する我々を代表してくれることを誇りに思う」
カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング
