トヨタ F1アメリカGPからハースのF1マシンにロゴを掲載
ハースF1チームは、トヨタとの業務提携の一環として次戦F1アメリカGPからVF-24にTOYOTA GAZOO Racingのロゴを掲載する。

10月11日(金)、トヨタは富士スピードウェイで記者会見を開催し、ハースF1チームと業務提携に合意したことを発表。トヨタは、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)を通じてF1に参画し、車両開発分野などにおいて協力関係を結ぶ。

トヨタは、F1において日本の若手ドライバーやエンジニア・メカニックが経験を積み、成長する環境を整え、自動車産業の発展に貢献することを目指す。

技術提携は即時に開始となり、次選F1アメリカGPではニコ・ヒュルケンベルグとケビン・マグヌッセンが駆るハースF1チームのマシンにTGRのロゴが表示される。

記者会見に会場には、TGRのロゴを掲載したリバリーのショーカーを展示。ノーズのスポンサーリスト、特にリアウイングのメインプレートの背面、翼端板の裏側にTOYOTA GAZOO Racingのロゴが大きく掲載され、赤・白・黒をベースとするハースF1チームのカラーリングと相まってVF-24のバックショットはまるでトヨタのF1マシンのようだ。

商業的には、これは年間数千万ドルに達する重要な取引であると理解されているが、両社にとってはそれ以上のものであり、両社ともこの新しい関係を成長の余地が十分にある長期プロジェクトと見ている。

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会見に出席したGAZOO Racing Company プレジデントの高橋智也は「こちらのマネーグラム・ハースF1チームのレーシングカーには、TOYOTA GAZOO Racingのロゴが貼られています」とコメント。

「『トヨタF1復帰!』と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません」

「私たちTOYOTA GAZOO Racingはマネーグラム・ハースF1チームと若手ドライバーなどの人材育成およびマネーグラム・ハースF1チームの車両開発分野における業務提携に合意しました」

「TOYOTA GAZOO Racingは、マネーグラム・ハースF1チームとともに、『ドライバー育成プログラム』を新設し、世界の頂点を目指すドライバーを育てていくことにしました」

「具体的には、TGRの育成ドライバーがマネーグラム・ハースF1チームのテスト走行に参加して、F1での走行経験を積みます。この提携を通じて、将来的にF1のレギュラーシートを獲得できるようなドライバーを育成出来たら素晴らしいと考えています」

「また今回、チャレンジするのはドライバーだけではありません。TGRのメカニックやエンジニアも世界最高峰のF1の舞台に、マネーグラム・ハースF1チームの仲間として加わります」

「具体的には、マネーグラム・ハースF1チームから評価をいただいている私たちの『ものづくりの力』を生かしてF1レーシングカーの空力開発に参画し、極限の使用環境下を想定したシミュレーション、カーボン部品の設計・製造を行います」

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