ヤルノ・トゥルーリが6位入賞(トヨタ)
トヨタは、2008年F1第3戦バーレーンGP決勝レースで、ヤルノ・トゥルーリが6位、ティモ・グロックが9位だった。

昨日よりもさらに強い風に見舞われる中、午後2時半に決勝レースがスタート。7番手グリッドからスタートを切ったヤルノ・トゥルーリは、第1コーナーで2つ順位をあげた後、力強い走りを見せ6位でチェッカーを受け、2戦連続でポイントを獲得。

一方、最初の2戦をリタイアで終えているティモ・グロックは13番手グリッドからスタート。その後順位を上げ、ポイント獲得はならなかったものの9位で初めてチェッカーを受けた。

ヤルノ・トゥルーリ (6位)
「前回に続いてポイント圏内の6位でフィニッシュできて、自分にとっても、頑張って良い仕事をしてくれたチームのみんなにとっても、とても嬉しいよ。トップ3のチームのすぐ後ろでフィニッシュできたのは、今週末の練習と予選の流れから我々が望みうる最も良い結果だ。優れたスタートを切れたから、第1コーナーで2つ順位をあげることができた。レース序盤、ニコ・ロズベルグから少しの間プレッシャーを受けたが、そこから私は自分らしいレースをすることが出来た。車はよくバランスが取れていて、自分が速いことも、戦略が優れていることも分かっていたから、ただ自分らしいドライビングをし続けたんだ。車のペースは非常に良く、自分もティモも完走できて、我々には競争力があることが分かった。この結果は我々のこれからを後押ししてくれるよ。我々は、次のレースに備えて、今回の結果を踏まえバルセロナのテストに向かう予定だ。」

ティモ・グロック (9位)
「今日は良いレースができたよ。また全体的に見て、車には満足している。自分のドライビングスタイルにとって大きな進歩を果たしたし、レース中に行ったいくつかの細かな調整も役に立った。レース序盤では、私の周りのすべての車がお互いに衝突していた。けれどそのおかげで、第1、第2セクターがオイルによって走りにくくなったんだ。また、ポイントを取ることが可能だったのに、レース中盤でニコ・ロズベルグを追いかけていたときにスピードが落ちてしまった。その後にフェルナンド・アロンソの追撃をかわすのはかなり大変だったけれど、かわしきってフィニッシュすることができて嬉しかった。車のセットアップは本当に良かったよ。今は、さらに車を改善するために頑張り続けなくてはならない。」

新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
「今日はチーム全員ミスなくレースを戦ったことでヤルノ、ティモ2台揃って完走することが出来た。ヤルノはスタートで上手くポジションを上げ、6位入賞、ポイント獲得に結び付けてくれた。ティモもスタートの混乱を上手く切り抜け、またストラテジーが上手く働いたことにより9位で完走できたこれはチームにもティモにも大きな自信を与えたと思う。次はヨーロッパに戻ってのスペインGPだが空力のアップデートも予定しており、是非2台揃ってポイント獲得を果たしたい。」

山科忠 TMG会長兼チーム代表
「今日は、両方のドライバーがともに良いレースをしてくれた。ヤルノが3ポイントを獲得し、ティモも力強くレースを完走してくれたのがとても嬉しい。今日の我々の目標は、少しでも順位をあげることだったので、ヤルノが第1コーナーで順位を上げるのを見るのは嬉しかった。そして、彼は強いレースをずっと続けてくれた。ピット作業も素晴らしかったし、両車のレース戦略もパーフェクトだった。ティモも、今日は大変良いレースをしてくれた。彼は非常に速かった。残念なことに、彼の1回目のピットストップでギアボックスに小さな問題があったため、やむを得ず予備の戦略に変更した。その問題は次のレースまでには修理できるものだが、今回獲得できるはずだったポイントを犠牲にしてしまった。それでも、我々はバルセロナでの次戦へ向けて自信を持っている。ヤルノは再びポイントを獲得してレースを終えてくれたし、ティモも今回のレースパフォーマンスから自信を得てくれるだろう。」

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カテゴリー: F1 / トヨタ / ヤルノ・トゥルーリ / F1バーレーンGP