トヨタ F1ドイツGP
トヨタは、F1ドイツGPの決勝レースで、ティモ・グロックが9位、ヤルノ・トゥルーリは17位だった。

ティモ・グロック (9位)
「オーバーテイクが難しいトラックのレースで、ピットレーンからスタートし、9位でフィニッシュしたので、今日のパフォーマンスにはおおむね満足している。天候の影響を受けた昨日の予選の経験を生かした今日の戦略は良かった。しかし、第1スティントで渋滞にあい、それがタイムに響いたのは残念だ。レース中、渋滞なしで走行できたのはわずか4周ほどだったが、周りにクルマがいない時は、僕はとても速かった。もし渋滞がなければ、ポイント圏内に入賞するチャンスは十分にあった。ピットストップ後、僕は(ヘイキ・)コバライネンよりも速かったものの、抜くことはできなかった。一生懸命走り、2回、オーバーテイクを試みたが、上手く行かなかった。予選でもっと良いポジションを取り、決勝に臨む必要がある。次のGPでは、そうしたい」

ヤルノ・トゥルーリ (17位)
「第1コーナーで、僕のレースの大勢が決ってしまった。複数のクルマがポジション取りのために競い合うなか、突然、僕を追い抜き、フロントウィングに乗ってきたクルマがいた。ぶつけられたウィングの個所は見えなかったけど、何かがおかしいと感じ、ピットに入り、フロントウィングを交換した。その後、クルマは調子良かったが、残念なことに、相手に追いつけば、渋滞にはまってしまい、何もできなかった。レースの後半、前を走るクルマがいない時には、速いラップを何周か刻み、レース全体で、2番目に速いラップを記録したが遅すぎた」

新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
「残念ながら後一歩でポイントを獲得することが出来なかった。スタート直前にドライコンディションのレースになると判断し、ティモをピットスタートに変更した。序盤は、タイヤの落ちも無く、この作戦が上手く行きそうだったが、もう少しのところでピットアウトしてきた車に前を阻まれてしまった。ヤルノは序盤の予定外のピットストップで順位を落としてしまったが、その後のペースもよく、クルマの速さを見せることは出来た。次のハンガリーは、昨年ティモが2位に入っており、今年も表彰台を目指して頑張る」

山科忠 (TMG会長 兼 チーム代表)
「もっと良い結果が出るポテンシャルを持っているクルマなのに、残念ながらレースでその性能を充分に引き出せなかった。昨日の予選が、今日のレースを決定づけた。つまり、ヤルノが決勝全体で2番目に速いラップを刻んだことで分かるように、クルマの性能は高い、しかし、ポイント圏内でフィニッシュするのは不可能に近いようなポジションからのスタートになったのが敗因。次のハンガリーGPでは、今日よりずっと良い結果を残せるように、今日からまた、やり直す。ハンガロリンクは私たちのクルマに合うトラックで、過去の戦績も良い。上位集団の中に再び戻れるよう、ベストを尽くしたい」

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カテゴリー: F1 / トヨタ / F1ドイツGP