F1 トロロッソ・ホンダ ハンガリーGP
トロロッソのチーフエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1ハンガリーGP初日のフリー走行でのトロロッソ・ホンダの作業を振り返った。

初日のフリー走行、トロロッソ・ホンダの2台ともにトラブルなく、各タイヤで予定のプログラムを消化。ピエール・ガスリーが9番手、ブレンドン・ハートレーが15番手でセッションを終えている。

「このブダペストでの金曜日は、予定していたテストをすべてこなすことができた」とジョナサン・エドルズはコメント。

「低速コーナーが多く、長いストレートが少ないこのコースは、我々のマシンの特性上得意なコースの造りだ。気温が高くなることも予想して臨んだセットアップを持ち込んだので、今週末はここ最近のレースよりもいい結果が残せると思っている」

「1回目のフリー走行では両マシンでソフトタイヤを装着し、セットアップのテストを行った。ここ最近のレースを分析した上で考えてきたいくつかのアイテムと、さらに低速箇所が多くトラクションがカギとなるこのブダペストのコースに特化したアイテムを試した。今日のところは、どのアイテムも事前の想定どおり機能している」

「2回目のフリー走行ではウルトラソフトの走行の前に、まず1台はミディアムタイヤを装着、そしてもう1台は燃料等裁量の少ない状態でソフトタイヤを装着して走行した。これらのセッションから、3つのタイヤコンパウンドでロングランのデータを得ることができた。ピエールが3つ目のテストコンパウンドとなる新品のウルトラソフトタイヤを装着するまで、マシンのバランスをチェックしながら路面状況の改善を待ったが、1回目のフリー走行からの短い時間でエンジニアがすばらしい仕事をしてくれたおかげで、マシンのバランスは大きく改善されていた」

「今日難しかった点はタイヤがオーバーヒートしすぎてしまうことだった。このコースの特性と50℃中盤まで上がった路面温度が要因で、特に後輪にその問題が見られた。搭載燃料が少ない際はうまくコントロールすることができたが、燃料を多く積んだロングランのテストでは少し難しかったように思える」

「だが、ショートもロングランでもどちらも手応えを感じている。マシンの最大のパフォーマンスを引き出すためにまだやるべき課題は残っているが、セットアップを大きく変えるというよりは微調整になるかと思うが、この週末に向けては悪くないスタートだと思っている」

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カテゴリー: F1 / トロロッソ