小林可夢偉 F1ブラジルGP 結果
ザウバーは、F1ブラジルGPの決勝レースで、小林可夢偉が10位、ニック・ハイドフェルドが17位だった。

小林可夢偉 (10位)
「僕のリザルトは素晴らしいとは言えませんが、今日の1ポイントは、まあよかったと言えるでしょう。スタートは問題なかったですが、硬いコンパウンドで走る長い第1スティントの序盤はグリップがなく、ポジションを落としてしまいました。このプライムタイヤで走り続けるにつれてオーバーステアが強くなってしまった。フレッシュタイヤに履き替えてからはトロロッソの2台を抜くことができましたが、今回はオーバーテイクは簡単ではなかったです。1コーナーで抜くためにはいい直線スピードが必要ですが、それが充分ではありませんでした」

ニック・ハイドフェルド (17位)
「17位は確かに期待外れだ。実際、レーススタートはかなり良かったし、1周目にアウトサイドから何台かオーバーテイクできた。そのあとエイドリアン・スーティルの後ろの集団にいたけど、僕にはオーバーテイクのための直線スピードがなかった。セーフティカーが主導したとき僕はポイント圏外にいたので、チームは少しギャンブルして、新品タイヤを履くことに決めた。でも、いずれにしてもドライブスルーペナルティによってレースは終わってしまった。ペナルティは完全に正当なものだ。ニコ(ロズベルグ)が僕を周回遅れにしていたのがわからなかった。僕たちの間に何台かのクルマがいたときすでにブルーフラッグが振られていて、彼が僕の後ろにいたときにそれらが彼のためのものなのか見分けれることができなかった。情報が不足していた。おそらくチームにも情報がなかったのかもしれない。レース後にすぐにニコに謝りにいった」

ジェームス・キー:テクニカルディレクター
「多くのドライバーにとっていろいろあるレースだった。可夢偉は路面温度が高くなりウオームアップがそこまで問題にはならないだろうと読みプライムタイヤでスタートした。彼のペースも問題ないだろうとも分かっていた。残念ながらタイヤをセーフティーカーが入る直前に交換したため、オプションタイヤでのアドバンテージを少し失ってしまった。ただ彼はいい仕事で1ポイントをもぎ取ってくれた。一方ニックはスタートでポジションを上げられるようにオプションタイヤでスタートしてセカンドスティントにプライムを履くという戦略だったが、これはノーマルな戦略だった。セーフティーカーラン中にポジションを守るためにピッ トインしてタイヤ交換をさせたが、セーフティーカーランの後、ドライブスルーペナルティを受けてしまった。ロズベルグに絡む問題だったと思うが、彼とニコの間には他のクルマもいたし、実際になにが起きたのかは見えなかったのできちんと調べたい」

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カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム / 小林可夢偉 / F1ブラジルGP