オリバー・ベアマン 契約条項により2027年末でフェラーリF1育成卒業?
オリバー・ベアマンは2028年以降のフェラーリ昇格を目指しているが、元ハースF1代表ギュンター・シュタイナーは、2027年までにワークスシートを得られなければフェラーリとの育成契約から解放される可能性が高いとの見方を示した。

シュタイナーは、ジュニアドライバー契約には一定期間内にワークスチームへ昇格できなかった場合に自由契約となる条項が盛り込まれているのが一般的だと説明。

レッドブル・レーシングからの関心も報じられるベアマンは、来季のドライバー市場で「フリーエージェント」になる可能性があると語った。

シュタイナー「ベアマンは来年フリーエージェントになる」
オリバー・ベアマンは2021年からフェラーリ・ドライバー・アカデミーに所属。2024年のサウジアラビアGPではカルロス・サインツJr.の代役としてフェラーリからF1デビューを果たし、その後フェラーリのカスタマーチームであるハースから2025年にフル参戦を開始した。

しかし、フェラーリはルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールのラインアップを2027年も維持する方針を示しており、ベアマンにとってワークス昇格への道は容易ではない。

シュタイナーは『Red Flags Podcast』で次のように語った。

「オリー・ベアマンは来年にはもうフェラーリのジュニアではなくなっていると思う。もしフェラーリのワークスチームにいなければ、彼はフリーエージェントだ」

「通常、この種の契約には『一定期間内にワークスチームへ昇格できなければ、自由に他チームへ移籍できる』という条項が入っているものだ」

「フェラーリは彼を引き留めようとするだろうが、それができるかは分からない。一方で、オリーにも現時点では多くの有力シートがあるわけではない」

「彼を手元に残したいなら、一定期間内にフェラーリのシートを与えると約束する必要がある。そうでなければ、彼が残る理由はないだろう」

レッドブル・レーシングがベアマンに関心を示しているとも報じられているが、その実現はマックス・フェルスタッペンの去就に左右されるとみられている。

オリバー・ベアマン(フェラーリF1育成ドライバー)

オコンの後任候補にはラファエル・カマラを指名
ベアマンは2026年シーズン序盤、オーストラリアGPで7位、中国GPで5位入賞を果たしたものの、ハースの戦闘力低下もあり、その後は1ポイント獲得にとどまっている。それでもランキングでは13位につけ、チームメイトのエステバン・オコンを大きく上回る成績を残している。

シュタイナーは、両者がそろって完走・正式リザルトに記録されたセッションでは、ベアマンが20対5でオコンを上回っていることを挙げ、オコンの将来には厳しい見方を示した。

「チャンピオンシップ全体で見ても、チームメイト間の差が最も大きいケースだと思う。タイム差を見ても、常にかなり開いている。彼(オコン)にハースでの将来はないと思う。今年が最後になるだろう」

後任候補としては、フェラーリ育成ドライバーのラファエル・カマラの名前を挙げた。昨年のFIA F3王者であるカマラは、現在FIA F2選手権でランキング3位につけている。

一方で、角田裕毅については「ホンダとの結び付きが強い」と指摘。ハースがトヨタとのタイトルスポンサー契約を結んでいることから、移籍の可能性は低いとの見方を示した。

「角田裕毅は難しいだろう。彼は明らかにホンダのドライバーだ。トヨタのチームへ移るのは簡単ではない」

「私なら、オコンの後任候補はカマラだと思う」

今回のシュタイナーの発言は、ベアマンやオコンの契約内容を知る立場からの情報ではなく、F1パドックで一般的な契約慣行を踏まえた推測とみられる。ただし、2027年以降のシート争いを占ううえで、フェラーリ育成ドライバーの将来が大きな注目点になっていることは間違いない。

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カテゴリー: F1 / オリバー・ベアマン / スクーデリア・フェラーリ / ハースF1チーム