メルセデス 新型F1セーフティカーを投入 ハンガリーGPで初実戦へ
F1は2026年ハンガリーGPで、新型のメルセデス製セーフティカーを初めて実戦投入する。メルセデスは木曜日、ハンガロリンクで「Mercedes-AMG GT 63 PRO 4MATIC+」を正式発表し、今週末からFIA公式F1セーフティカーとして運用されることを明らかにした。

メルセデスは1996年から約30年にわたりF1へセーフティカーを供給しており、今回のモデルは「スリーポインテッドスター」を掲げる14代目の公式セーフティカーとなる。四輪駆動システムの採用など、従来モデルから大幅な進化を遂げている。

四輪駆動を初採用した新型セーフティカー
新たに投入されるMercedes-AMG GT 63 PRO 4MATIC+は、F1セーフティカーとして初めて可変式四輪駆動(4MATIC+)を採用したモデルだ。これにより、ドライコンディションだけでなくウエット路面でも最適なトラクション性能を発揮する。

パワーユニットには4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力612hp(450kW)、最大トルク850Nmを発生。力強い加速性能と高い安定性を両立している。

外観はブラックとレッドを基調とした新しいカラーリングが採用され、従来モデルとは印象を大きく変えたデザインとなっている。

ベルント・マイランダー(F1セーフティカードライバー)

マイランダー「コーナリングと加速で真価を発揮する」
1999年からF1セーフティカードライバーを務めるベルント・マイランダーは、新型車の性能を高く評価した。

「Mercedes-AMG GT 63 PRO 4MATIC+は、FIA公式F1セーフティカーとして最高レベルの安全性と卓越したスポーティさ、そして運転する楽しさを兼ね備えている」

「ドライバーの操作に対する反応は非常に俊敏で正確だ。これは初めて四輪駆動を採用したセーフティカーであり、その効果は他の技術的な特徴と組み合わさることで、特に優れたトラクションとして実感できる」

「コーナリングや加速時には、その真価を存分に発揮する。本当に素晴らしいロードカーだ。ハンガリーで実際のレースコンディションの中、この新しいセーフティカーを初めて走らせるのを楽しみにしている」

F1 セーフティカー メルセデス

30年続くメルセデスとF1のパートナーシップ
メルセデスAMGモータースポーツ責任者のサイモン・ウィルバースは、30年にわたるF1との協力関係を振り返りながら、新型モデルへの自信を示した。

「30年にわたり、メルセデス・ベンツとメルセデスAMGはF1へセーフティカーを供給するという特別な責任を担ってきた」

「私たちにとって、この長い伝統を、自らの基準をさらに引き上げるクルマで受け継いでいけることは大きな名誉であると同時に挑戦でもある」

「Mercedes-AMG GT 63 PRO 4MATIC+は、卓越したパフォーマンスと精密なコントロール性、安全性を兼ね備えている。FIA公式F1セーフティカーとしてだけでなく、市販車としても非常に優れた1台だ」

今回投入される新型セーフティカーは、可変式四輪駆動の採用によってあらゆる路面状況で高い走行安定性を実現しており、2026年ハンガリーGPでその実力が初めて実戦で試されることになる。

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1ハンガリーGP / FIA(国際自動車連盟)