小林可夢偉
ザウバーは、F1ベルギーGPの決勝レースで、小林可夢偉が8位、ペドロ・デ・ラ・ロサが12位だった。

小林可夢偉 (8位)
「非常にむずかしいレースでしたが、すべてが僕にとっていい方向に行ったと思います。チームが状況にあわせて的確にタイヤを選んでくれたし、ピットストップもうまくいきました。コースの一部が毎周路面状況が変わっていたので、簡単ではなかったです。昨日の予選がああいう結果だったので、17番グリッドからスタートして、ひとつのミスもせずにきちんとチェッカーを受けて4ポイントを獲得できたことに満足しています」

ペドロ・デ・ラ・ロサ (12位)
「とても面白いレースだった。最後尾からスタートして、12位でフィニッシュできたので不満は言えないよ。でも、ラスト2周まで僕は10位だったしポイント圏内だった。僕はフルウェットタイヤを履いていたけど、雨はそれほど激しくなかったし、タイヤの消耗を止めるにはトラックが十分に濡れていなかった。タイヤはかなり早くに終わってしまったし、ヴィタリー・ペトロフを捕えようとしたときにミスをしてしまった。グラベルに出てしまい、2つ順位を失ってしまった。それでもフルウェットで出ていくことは正しい判断だったと思う。今日はチャンスを掴まなければならなかった。インターミディエイトを装着した最初のピットストップもだいたい同じことだったけど、スリックに戻さなければならなかった。でも、さっきも言ったように、僕たちはチャンスを掴まなければならなかったんだ」

ペーター・ザウバー:チーム代表
「可夢偉は非常に難しいコンディションのなか、後方からのスタートだったにも関わらず、またしても非常に落ち着いて素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた。そして的確なタイヤ戦略とピットワークを行ったチームも讃えたい」

ジェームス・キー:テクニカルディレクター
「昨日の残念な予選結果からポイントを獲得できたのは嬉しい。雨が3回降るという天候がめまぐるしく変わるレースだったので、的確な戦略を最適なタイミングで実行することが必要だった。チームは正しい判断をしていたし、可夢偉も難しいコンディションのなか、後方からポジションを上げて、最後は8位でクルマをゴールまで運んでくれた。ペドロはレース終盤に可夢偉とは違いウエットタイヤを履く戦略を獲ったが、これはさらに雨が降るということを予想してのことだった。ウエットタイヤを履いた直後は、作戦が的中したように見えたが、タイヤがすぐに摩耗してしまい、ペドロは10番手を守ることができなかった。とはいえ、総合的にみて昨日の予選からはうまくリカバリーできた」


関連:
F1ベルギーGP:ルイス・ハミルトンが今季3勝目、小林可夢偉8位

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム / 小林可夢偉 / F1ベルギーGP