佐藤琢磨
アンドレッティ・オートスポーツのチーフ・オペレーティング・オフィサーを務めるロブ・エドワードは、佐藤琢磨の加入がチームに新たな機会をもたらすと考えている。

佐藤琢磨は、2017年にアンドレッティ・オートスポーツに移籍し、ホンダ・エンジンを搭載したNo.26のマシンを走らせる。

アンドレッティ・オートスポーツは、ライアン・ハンターレイ(No.28 DHL Honda)、アレクサンダー・ロッシ(No.98 ホンダ)、マルコ・アンドレッティ(No.27 hhgregg Honda)に佐藤琢磨を加えた4台体制で2017年シリーズに挑む。

ドライバーラインナップに加え、佐藤琢磨の加入はホンダとパナソニックとの強い関係とビジネスチャンスをチームにもたらすことになる。

「もちろん、それはいくつかの点で重要なことだ」とロブ・エドワーズはコメント。

「まず何より、適切な努力を重ねられることの一部は、きとんとしたサポートを確実にすることにある。多くの点で、きとんとサポートを得られていない努力を目にしてきた。期待は高いが、届けられる適切なツールがないというね」

「また、インディカーや我々が関与する全てのプラットフォームにおけるアンドレッティのポートフォリオを見れば、そのようなトップ企業との関係に基づいていると思う。もちろん、過去数年間で我々はホンダと非常に成功した関係を築いてきたし、それに基づいて事を進めている」

「パナソニックは、インディカーのプログラムだけでなく、我々が関与する他のプラットフォームを補完する。すでにある関係に加わる刺激的な関係だ」

ホンダとパナソニックがビジネス関係を強められる企業として、アンドレッティの主要スポンサーのhhgreggとDHLがある。

「hhgreggは興味深いと思うし、DHLは運送会社で、パナソニックは世界中に多くのものを輸送しているので、多くのコネクションがある」

「パナソニックは他チームとフォーミュラEに関与しているし、我々の他のシリーズでも関与するポテンシャルがあるかもしれない」

「トップブランドや他の相乗効果の存在をより知ることができる機会だ」

佐藤琢磨の元所属チームであるAJフォイトがコナー・デイリーとカルロス・ムニョスの起用を発表したのは11月15日だったが、佐藤琢磨のアンドレッティ加入が発表されたのは12月2日だった。

佐藤琢磨の発表の遅れについて「舞台裏でいくつかのピースをまとめることの問題だった。公式にする前に細心の注意を払いたかった」とロブ・エドワーズはコメント。

「我々はまだ琢磨と働いことがないし、多くのことを発見していくことになるだろう。だが、以前に彼と働いた人々から聞いたのは、彼は技術面に非常に強いということだ。それは我々の助けになるだろうし、他の3名のドライバーを非常にうまく補うことになると思う。彼ら4人と一緒に働くことを楽しみにしている」

佐藤琢磨は2013年にロングビーチでAJフォイトに勝利をもたらし、そのシーズンの5月までポイントランキングをリードした。ロブ・エドワーズは、佐藤琢磨が2017年に1〜2勝を挙げられると考えている。

「その通りだ。4台のクルマをどうしていくか、誰を4台のクルマに乗せるかを検討するなかで、勝利が会話の一部だった。彼のスピードに疑いはない。我々全員が何度もそれを目にしている。一貫して発展し、それを結果に変えることが挑戦だ」

「それが我々の挑戦だし、我々にはそれに取り組むリソースとエネルギーがあると思う」

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カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー