佐藤琢磨 インディ500最終プラクティス5番手 「3勝目指して全力で頑張る」
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が、2026年インディアナポリス500決勝前最後のプラクティス「ミラーライト・カーブデイ」で5番手タイムを記録した。75号車ホンダは226.244mphをマークし、決勝へ向けて安定したレースペースを示した。

今年のインディ500で佐藤琢磨は12番グリッドからスタート。予選では本来狙っていた順位に届かなかったものの、決勝を見据えたマシンバランスには強い手応えを感じている。

佐藤琢磨「3勝目指して全力で頑張る」
佐藤琢磨は決勝へ向けての意気込みを語った。

「今年のインディー500は、予選12番で4列目からスタートになります」と佐藤琢磨はコメント。

「正直言って予選は自分たち失敗をしてしまって、もっともっと前の方からスタートしたかったんですけども、でも昨年よりもずっといい車作りができていますし、インディー500は長いので、最後まで全力でチーム一丸となって戦っていきたいと思います」

「3勝目指して、今年も全力で頑張ります」

“街全体がインディ500に向けてビルドアップしていく”
カーブデーを前にしたメディアデーでは、佐藤琢磨はインディ500特有の空気感についても語った。

「今日はメディアデーです。たくさんのインタビューをこなしてきました。インディー500は恒例なんですけども、プラクティスが最初の週にあって、その週末が予選なんですね」

「それが終わって、月曜日と金曜日は走行があるんですけども、それ以外はコミュニティデーだったり、今日みたいなメディアデーだったり、パレードもあったりと、街全体がインディー500に向けてどんどんビルドアップしていく感じ。この感じがすごい楽しみですね」

また、走行のない期間もチームにとって極めて重要な準備期間だと説明した。

「実際にはプラクティスが終わって、この数日間というのはメカニックたちにとっては車を一応全部バラして、完璧な状態にチェックをして戻して、そういう意味ではすごい大事な時間ですし、ショートプログラムである僕たちはエンジンそのままなんですけども、他のドライバーたちは全員ここでまたフレッシュエンジンになるので、最後カーブデーと言われる調整日が金曜日にありまして、そこでシェイクダウンをして、最終確認をしてレースに挑むと」

「この走らない時間、エンジニアたちは全てのデータを洗い出して、去年のデータと比べてベストなレースカーを作ってくれているすごく大事な時間なので、自分たちドライバーも毎日ずっと走ってきたからここで一回ちょっとリセットしてですね、精神的にも肉体的にもリフレッシュした状態で週末に挑みます」

さらに、日本から駆けつけるファンへの感謝も口にした。

「現地でたくさんの皆さんが応援してくれるんですけども、続々と日本からもですね、応援してくださるファンの皆さんが到着をしているみたいで、ちょっとね、明日の天気、カーブデーの天気少し怪しいんですけども、晴れることを祈ってますし、もし雨になってしまったとしても頑張って応援してください」

「その祈りがね、きっと日曜日につながると思うので。自分としては本当にもうここまで来たらやることはやったので、あとはカーブデーで最後のセッティング2つあるんですけども、それを試して、車も良い方向に来てますし、調子も上がってきているので全力で頑張りたいと思います」

ニューガーデン最速 ペンスキー勢が存在感
最終プラクティスでは、2度のインディ500ウイナーであるジョセフ・ニューガーデンが228.342mphでトップタイムを記録した。23番グリッドからのスタートながら、レース仕様での強さを見せている。

ニューガーデンは走行後、決勝へ向けた自信を口にした。

「感触は悪くない。かなりいいと思う。でも今日は金曜日だ。本当に重要なのは日曜日なんだ」

「シェルのマシンで日曜日に強くなければならない。チーム・シボレーは今月ずっと素晴らしい仕事をしてくれているし、レースが楽しみだ」

ニューガーデンは、雨で短縮された月曜のポスト予選プラクティスでも最速を記録しており、決勝へ向けて高いレースペースを維持している。

2番手にはエド・カーペンター・レーシングのクリスチャン・ラスムッセン、3番手にはデビッド・マルーカスが続き、ペンスキー勢とシボレー勢が上位を占めた。

地元インディアナ州出身のコナー・デイリーは4番手。佐藤琢磨はホンダ勢上位として5番手につけ、ポールシッターのアレックス・パロウは6番手だった。

また、ルーキー勢ではデニス・ハウガーが10番手で最速。月曜のクラッシュで負傷していたアレクサンダー・ロッシも走行に復帰した。

セッション全体では33台合計で2169周を走行。唯一のイエローは、2022年インディ500ウイナーのマーカス・エリクソンによる右リアタイヤ脱落で提示された。

インディ500決勝は日本時間5月26日に開催される。佐藤琢磨は2017年、2020年に続く自身3度目の栄冠を狙う。

最終プラクティス結果
1.ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー) - 228.342mph
2.クリスチャン・ラスムッセン(エド・カーペンター・レーシング) - 227.474mph
3.デビッド・マルーカス(チーム・ペンスキー) - 226.565mph
4.コナー・デイリー(ドレイヤー&ラインボルド・レーシング) - 226.341mph
5.佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング) - 226.244mph
6.アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング) - 225.986mph
7.カイル・カークウッド(アンドレッティ・グローバル) - 225.917mph
8.スコット・マクラフリン(チーム・ペンスキー) - 225.642mph
9.マーカス・アームストロング(メイヤー・シャンク・レーシング) - 225.322mph
10.デニス・ハウガー(デイル・コイン・レーシング) - 225.187mph
11.ロマン・グロージャン(プレマ・レーシング) - 225.151mph
12.グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング) - 225.058mph
13.ジャック・ハーベイ(ドレイヤー&ラインボルド・レーシング) - 225.003mph
14.スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング) - 224.917mph
15.マーカス・エリクソン(アンドレッティ・グローバル) - 224.896mph
16.リナス・ヴィーケイ(デイル・コイン・レーシング) - 224.706mph
17.サンティーノ・フェルッチ(AJフォイト・レーシング) - 224.415mph
18.ルイス・フォスター(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング) - 224.334mph
19.エリオ・カストロネベス(メイヤー・シャンク・レーシング) - 224.293mph
20.パト・オワード(アロウ・マクラーレン) - 224.202mph
21.カイオ・コレット(フンコス・ホーリンガー・レーシング) - 224.126mph
22.フェリックス・ローゼンクヴィスト(メイヤー・シャンク・レーシング) - 223.890mph
23.キフィン・シンプソン(チップ・ガナッシ・レーシング) - 223.577mph
24.エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング) - 223.571mph
25.ライアン・ハンター-レイ(ドレイヤー&ラインボルド・レーシング) - 223.101mph
26.ウィル・パワー(チーム・ペンスキー) - 222.946mph
27.ノーラン・シーゲル(アロウ・マクラーレン) - 222.922mph
28.ジェイコブ・エイベル(デイル・コイン・レーシング) - 222.922mph
29.ミック・シューマッハ(プレマ・レーシング) - 222.723mph
30.クリスチャン・ルンガー(アロウ・マクラーレン) - 222.455mph
31.アレクサンダー・ロッシ(エド・カーペンター・レーシング) - 222.291mph
32.スティング・レイ・ロブ(フンコス・ホーリンガー・レーシング) - 222.094mph
33.キャサリン・レッグ(デイル・コイン・レーシング) - 222.018mph

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カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー