佐藤琢磨 インディ500で10位「トップ争いには遥かに遠かった」

今年は限られた準備期間による“ショートプログラム”の中で挑んだ一戦だったが、予選で苦戦した時点から厳しい戦いを強いられていた。
佐藤琢磨はレース後、自身の走りだけでなく、支えてくれたチームやスポンサー、そしてファンへの思いも率直に語った。
序盤から苦しい展開「順位を上げるどころか落としていった」
「今年、2026年のインディ500は残念ながら10位でフィニッシュすることになりました」と佐藤琢磨は振り返った。
「悔しいですね。スタートからもちろん順位を上げていくことを目標に頑張っていたんですけど、逆に順位を落としていく形になり、ピットストップの調整でだいぶ車自体はスピードを取り戻したと思うんですけど、トップ争いをするには全然遥か遠い、それぐらいちょっとパフォーマンスが下がったかなと思いました」
決勝ではマシンバランスの改善を図りながら巻き返しを目指したが、優勝争いに加わるには厳しい状況だったという。
燃費戦略で勝負も終盤のリスタートで後退
残り70周付近では、自力で順位を上げるのが難しいと判断し、佐藤琢磨は大胆な戦略に打って出た。
「残り70周になったところで自力で上に上がっていけなそうだったので、駆けに出て1回のピットストップで乗り切ると。それが後を過ごして8位まで上がったんですけど、最後にスタートが2回あって、そのうちの1回がグリーンになる前に後ろが結構抜き出てて、僕はチェックアップがあってブレーキ踏んだりしてみんな大きく順位を落としちゃったんですよね」
終盤の混乱で順位を失い、11位まで後退。それでも最後まで諦めずに前を追った。
「それで11位まで落ちてしまったので悔しかった。最後の1周に関しては一応順位を一つ上げたんですけど、届かなかったです」
支えてくれたチームとファンへの思い
今回の挑戦は、短期間で準備を進める特殊なプロジェクトだった。佐藤琢磨は、その中で支えてくれたチームへの感謝を口にした。
「今回のショートプログラムという非常に厳しい環境の中でチームクルー75号車のクルーもみんな本当に頑張ってくれたし、チームも本当にバックアップしてくれたし、自分たちとしては予選がうまくいかなかった時点で本当に悔しかったですけども、レースで応援してくださった皆さん、それからこのプロジェクトを可能にしてくれたスポンサーの皆さんに、いい形でお礼ができなかったのがとても心残りです」
インディ500を2度制している佐藤琢磨にとっても、今回の10位は納得できる結果ではなかった。それでも最後には、次への挑戦を見据えた。
「だから自分も全力で頑張りましたし、これからチームと一緒にたくさんの反省点を克服して、この先もチャレンジしていけるように頑張っていきたいなと思います。皆さんたくさんの応援を本当にありがとうございました」
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