佐藤琢磨 インディ500月曜プラクティス2番手「予選の痛みを乗り越える」

前日の予選ではトップ12進出を逃していた佐藤琢磨だが、その後の車検結果によって順位が繰り上がり、最終的なスタート順位は12番手に確定。雨と雷で短縮されたこの日のプラクティスでは、レース仕様へ変更したマシンでトラフィック走行を重ね、ジョセフ・ニューガーデンに次ぐ2番手タイムを記録した。
「あと一つ」で逃したトップ12への思い
「インディ500予選から一晩明けて、月曜日のプラクティスが今日終わりました。まず予選で7位に入った選手の車が車検落ちとなりまして、自分の順位が一つ上がり、最終的には12位になりました」
「昨日もトップ12が始まる前に、テックの方からピットレーンで1時間待つように言われていたんですけど、それももしかしたらそこで引っかかった車があったら繰り上げでトップ12に入るということだったんですが、あの時自体はそうはならずにガレージに戻ってきて、そして一晩経って順位が変わったと」
「まあ悔しいですね。本当にもうあと一つのポジションでトップ12にチャレンジできたかと思うと、だいぶ復活はできたと思うので。まあでも仕方ないです」
レース仕様へ変更したマシンに改善の兆し
「でも12位でスタートなんですけど、今日は予選から一変して車をレーストリム、レースパッケージに戻しまして、ダウンフォースも増えますし、もちろんギア、それからブーストも落ちて、もう車は全然違います」
「そして先週予選前に実際には2日間しかレースセットを試す時間がなかったんですけど、あんまり満足いってなかったんですね。それでチームメイトはいくつかハッピーな部分もあったので、それを全部くっつけて、これがいいだろうと思う車を今日作っていって、実際には雨が降って中断されてしまったので40分しか走れなかったんですけど、それでもきっちりとニューセット、ショートランですけども3本走ることができて、全体タイムも2位に上がって、ニューガーデン、トップタイム、僕が2番手で、トラフィックの中での動きというのはかなり改善されたかなと思います」
「車の出来としては70点くらいだと思うんですけども、いくつか問題も同時に起きていまして、新しい今回から完全にコントロールされるブレーキがあるんですけど、ブレーキの摩擦熱が異常に高くて、実はオープンテストから症状が出ていたので、何度かキャリパーも変えたり、中身も変えたり、ディスクも含めたフリクションのマテリアルも全部変えたりしているんですけど、一向に収まらなくて、予選でも実は高かったんですよね」
「今日のレースでは、ロングランではものすごい高くなっちゃって、ブレーキ屋さんも入っていろいろな調査が行われています。単独で全然スピードが出ない。ブレーキ引きずっちゃっているようなものなので。この状態でレースは出来ないので、カーブデーと言われるキャリブレーションデーですね。金曜日に、ちょっと今天気悪いんですけども、走れることを祈りつつ、そこで最終チェックをして、あとはレースに挑む」
「でも、シャーシセット自体はかなり良いところまで来たので、不安だらけだった先週のところからは何とか抜けて、予選のことは未だに心が痛いんですけども、何とか気持ちを切り替えて、レースにフォーカスしていこうかなと思っています」
雨とクラッシュで波乱となった月曜プラクティス
この日のプラクティスは、雨と雷の影響で走行時間が大幅に短縮された。さらに開始28分後にはアレクサンダー・ロッシ、パト・オワード、ロマン・グロージャンによる3台絡みの大クラッシュが発生し、セッションは長時間中断となった。
そのなかでジョセフ・ニューガーデンが226.198mphでトップタイムを記録。佐藤琢磨は225.723mphで2番手につけ、デニス・ハウガー、ライアン・ハンター-レイ、マーカス・エリクソンが続いた。
■ 2026年 インディ500 プラクティス7順位
1.ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー) - 226.198mph
2.佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング) - 225.723mph
3.デニス・ハウガー(デイル・コイン・レーシング) - 224.554mph
4.ライアン・ハンター-レイ(アロウ・マクラーレン) - 224.415mph
5.マーカス・エリクソン(アンドレッティ・グローバル) - 224.376mph
6.スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング) - 224.352mph
7.ジャック・ハーベイ(ドレイヤー&ラインボルド・レーシング) - 224.287mph
8.パト・オワード(アロウ・マクラーレン) - 224.079mph
9.カイオ・コレ(AJフォイト・レーシング) - 223.989mph
10.クリスチャン・ラスムッセン(エド・カーペンター・レーシング) - 223.710mph
11.サンティノ・フェルッチ(AJフォイト・レーシング) - 223.635mph
12.デビッド・マルーカス(チーム・ペンスキー) - 223.418mph
13.キフィン・シンプソン(チップ・ガナッシ・レーシング) - 223.262mph
14.ロマン・グロージャン(デイル・コイン・レーシング) - 223.233mph
15.カイル・カークウッド(アンドレッティ・グローバル) - 222.983mph
16.スティング・レイ・ロブ(フンコス・ホーリンガー・レーシング) - 222.948mph
17.アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング) - 222.815mph
18.エリオ・カストロネベス(メイヤー・シャンク・レーシング) - 222.738mph
19.ウィル・パワー(チーム・ペンスキー) - 222.601mph
20.マーカス・アームストロング(メイヤー・シャンク・レーシング) - 222.155mph
21.フェリックス・ローゼンクヴィスト(メイヤー・シャンク・レーシング) - 222.134mph
22.キャサリン・レッグ(デイル・コイン・レーシング) - 222.087mph
23.リナス・ヴィーケイ(デイル・コイン・レーシング) - 222.065mph
24.スコット・マクラフラン(チーム・ペンスキー) - 222.012mph
25.ルイス・フォスター(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング) - 221.832mph
26.アレクサンダー・ロッシ(エド・カーペンター・レーシング) - 221.578mph
27.ノーラン・シーゲル(アロウ・マクラーレン) - 221.360mph
28.クリスチャン・ルンガー(アロウ・マクラーレン) - 221.331mph
29.エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング) - 221.085mph
30.ミック・シューマッハ(プレマ・レーシング) - 220.273mph
31.コナー・デイリー(フンコス・ホーリンガー・レーシング) - 219.553mph
32.ジェイコブ・エイベル(デイル・コイン・レーシング) - 219.429mph
33.グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング) - 218.392mph
カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー
