佐藤琢磨 「フル参戦ではなくオーバル限定を消化するのは時間がかかった」
佐藤琢磨は、2023年にチップ・ガナッシからオーバル限定で参戦することはインディ500の3度目の制覇に集中できるとの考えに至ったものの、フル参戦ではなく、スポット参戦ということを消化するのに時間がかかったと認める。
今月46歳の誕生日を迎える佐藤琢磨は名門チップ・ガナッシ・レーシングへの移籍が決まったが、14年目のインディカー・シリーズとなる2023年はオーバルのみの5レースへのスポット参戦という形になった。
チーム・ペンスキーとともにインディカーでのトップチームと考えるチップ・ガナッシ・レーシングへの移籍について佐藤琢磨は「信じられない気持ちです」と語った。
「ずっと打倒チップ・ガナッシ・レーシング、打倒ペンスキーという気持ちでやってきましたからね。これまで以上に環境が整っているので楽しみしかないです」
2017年と2020年にインディ500を制覇した佐藤琢磨は、名門チームで自身3度目の優勝を目指す。昨年は同チームに所属するマーカス・エリクソンがインディ500で優勝している。
「インディ500でのガナッシの強さは際立っています。昨年、デイル・コインで極限までドラッグを削って同じスピードまでいけましたが、決勝ではチップ・ガナッシ・レーシングが圧倒的に速かった。どんな状況でも確実なパフォーマンス差を見せていて、倒すのが大変だと感じました」
「そのチームと契約して、25年を超えるキャリアで、本当の意味でのトップチームは初めての領域です。そこで自分が走るというのは想像できないぐらい興奮します」
「アンドレッティもトップチームの1つであることは間違いないありませんが、インディカーの2強はペンスキーとチップ・ガナッシ・レーシングというのが現実です。絶対的な強さという意味でのトップチームに所属するのは初めてなので、また次のレベルに行けると思ってます」
それでも、オーバル限定という契約には葛藤があったと佐藤琢磨は明かす。
「初めは自分の中で消化するのも時間がかかりました。F1時代はもちろん、インディでも13年間チャンピオンを狙って戦ってきました。フル参戦ではなくスポット参戦ということをなかなか消化できませんでした」
「でも、自分にとって一番大事なことは何かと考えたらそれはインディ500優勝でした。オーバルに集中するけど、チップ・ガナッシ・レーシングというトップチームとやれるのは大きなステップになると考えました」
チップ・ガナッシでは、マーカス・エリクソン、アレックス・パロウ、そして、スコット・ディクソンとチームを組むことになる。
これまでのライバルであるスコット・ディクソンとチームメイトになることについて佐藤琢磨は「これまではライバルチームだったので、細かい話はしていませんでしたが、意外と空力パーツなどに関する話はしたりしていました」とコメント。
「過去には自分ともいろいろなドラマもありましたが、お互いにリスペクトをもっています。チップ・ガナッシ・レーシングのマシンがどんなマシンなのか楽しみです」
「マイク・ハル(チップ・ガナッシ・レーシングのマネージング・ディレクター)との話の中で『いつもインディ500のレースでは、どこからか佐藤琢磨がやってくる』と思っていたと本気半分で言われましたね。『ならば、ライバルチームではなく自分たちのチームに来てほしいと思っていた』と言われました」
カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー
今月46歳の誕生日を迎える佐藤琢磨は名門チップ・ガナッシ・レーシングへの移籍が決まったが、14年目のインディカー・シリーズとなる2023年はオーバルのみの5レースへのスポット参戦という形になった。
チーム・ペンスキーとともにインディカーでのトップチームと考えるチップ・ガナッシ・レーシングへの移籍について佐藤琢磨は「信じられない気持ちです」と語った。
「ずっと打倒チップ・ガナッシ・レーシング、打倒ペンスキーという気持ちでやってきましたからね。これまで以上に環境が整っているので楽しみしかないです」
2017年と2020年にインディ500を制覇した佐藤琢磨は、名門チームで自身3度目の優勝を目指す。昨年は同チームに所属するマーカス・エリクソンがインディ500で優勝している。
「インディ500でのガナッシの強さは際立っています。昨年、デイル・コインで極限までドラッグを削って同じスピードまでいけましたが、決勝ではチップ・ガナッシ・レーシングが圧倒的に速かった。どんな状況でも確実なパフォーマンス差を見せていて、倒すのが大変だと感じました」
「そのチームと契約して、25年を超えるキャリアで、本当の意味でのトップチームは初めての領域です。そこで自分が走るというのは想像できないぐらい興奮します」
「アンドレッティもトップチームの1つであることは間違いないありませんが、インディカーの2強はペンスキーとチップ・ガナッシ・レーシングというのが現実です。絶対的な強さという意味でのトップチームに所属するのは初めてなので、また次のレベルに行けると思ってます」
それでも、オーバル限定という契約には葛藤があったと佐藤琢磨は明かす。
「初めは自分の中で消化するのも時間がかかりました。F1時代はもちろん、インディでも13年間チャンピオンを狙って戦ってきました。フル参戦ではなくスポット参戦ということをなかなか消化できませんでした」
「でも、自分にとって一番大事なことは何かと考えたらそれはインディ500優勝でした。オーバルに集中するけど、チップ・ガナッシ・レーシングというトップチームとやれるのは大きなステップになると考えました」
チップ・ガナッシでは、マーカス・エリクソン、アレックス・パロウ、そして、スコット・ディクソンとチームを組むことになる。
これまでのライバルであるスコット・ディクソンとチームメイトになることについて佐藤琢磨は「これまではライバルチームだったので、細かい話はしていませんでしたが、意外と空力パーツなどに関する話はしたりしていました」とコメント。
「過去には自分ともいろいろなドラマもありましたが、お互いにリスペクトをもっています。チップ・ガナッシ・レーシングのマシンがどんなマシンなのか楽しみです」
「マイク・ハル(チップ・ガナッシ・レーシングのマネージング・ディレクター)との話の中で『いつもインディ500のレースでは、どこからか佐藤琢磨がやってくる』と思っていたと本気半分で言われましたね。『ならば、ライバルチームではなく自分たちのチームに来てほしいと思っていた』と言われました」
カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨 / インディカー